平成17年度 第1回 市民自治推進審議会 会議録 印刷用ページ

最終更新日:
2015年3月26日

平成17年度 第1回 静岡市市民自治推進審議会 会議録

 1 開催日時  平成17年10月20日(木)午後3時30分~午後5時

2 開催場所  静岡市役所 静岡庁舎8階 市長公室

3 出席者  【委員】

小野寺委員、木村委員、佐野委員、祖父江委員、田中委員、日詰委員、森委員、守屋委員

         欠席 坂野委員、前山委員

       【市側】

市 長

松村総務局長

       (行財政改革推進検討部会)

        高鳥総務部長、関企画部長、村松財政部長、

小長谷政策法務課長、鈴木人事課長、関企画調整課長

       (事務局)

        熱川総務課長、加藤行政改革推進室長、野田主査、鈴木主査

 4 開 会   事務局長(熱川総務課長)

 5 委員委嘱  市長より各委員へ委嘱状の交付

 6 会長及び副会長の互選   会長:日詰委員 副会長:田中委員

 7 諮 問   市長より日詰会長へ諮問書の交付

 8 議 事

日詰会長    では、さっそく議事に入ります。

        議事(1)「静岡市市民自治推進審議会のスケジュール」について事務局より説明をお願いします。

事務局(加藤)  議事(1)「静岡市市民自治推進審議会のスケジュール」について説明。

日詰会長    ただ今の事務局の説明について、ご意見等はありますか。

        ――― 意見等なし ―――

        それでは、議事(2)「静岡市自治基本条例について」に移ります。事務局より説明お願いします。

事務局(加藤)   議事(2)「静岡市自治基本条例について」の説明

日詰会長    ただ今の事務局の説明について、ご意見等はありますか。

守屋委員    以前に頂いた「自治基本条例解説書」を読みましたが、わかりやすく解説されていますが、一部について、例えば「市」、「市の執行機関」などの行政用語についての説明などが一般市民には、ややわかりにくい面も感じられます。事務局の説明の中にもありましたが、自治基本条例の公開講座においては、この点を踏まえ市民にわかりやすく解説をして頂きたいと思っています。

事務局(加藤)   条例の解説は、法令用語も多く含むので、一般的には難しそうなイメージはありますが、公開講座においては、子供から大人まで観えますので、できるだけわかりやすく解説をしていくつもりです。

小野寺委員   自治基本条例については、情報共有や個人情報保護に関する規定もありますが、この点の議論はこの審議会で行うのですか。

事務局(加藤)   市民参画や協働についての議論をする上で、当然、情報に関する扱いなどの議論は必要不可欠となりますが、今後制定予定の情報基本条例についての審議は、別にある「静岡市情報公開・個人情報保護審議会」が所管する予定です。しかし、当然、市民参画推進条例との整合を図る必要がありますので、互いに情報を共有しながら、制定作業を行っていく必要があります。

田中委員    自治基本条例には、市民の権利・義務、市議会及び市の執行機関の役割・責務の規定がありますが、この中で義務と責務の用語の使い分けは、どのようになされているのですか。

事務局(加藤)   市民の義務については、自治基本条例の制定過程において、多くの市民の皆様より権利規定の要望があり、それを踏まえ権利規定を設けた訳ですが、法令用語上、権利に対応する用語が義務となるので、市民に関しては「権利・義務」として規定しました。また、市議会や市の執行機関については、条例の趣旨上権利に該当する事項は必要ないため、市民の義務に対応するものとして、その責任・義務を含む用語として責務という用語を採用しました。

日詰会長    法令における文言の選択は難しいものでありますが、自治基本条例の制定過程の議論においては、市民に関しては権利に対応する用語として義務を用い、市議会、市の執行機関の責務に関しては、責任と義務を包括する用語として選択したものと認識しております。

日詰会長    他にご意見等はありますか。

       ――― 意見等なし ―――

       それでは、議事(3)「諮問内容」について事務局より説明をお願いします。

事務局(加藤)  議事(3)「諮問内容」について説明。

日詰会長    ただ今の事務局の説明で、庁内プロジェクトチームでの12回の議論を経て諮問案を検討してきたと伺いました。当審議会におきましては、今年度は以後3回の審議会で、この条例の構成やどんなものを盛込んだらよいかなどの条例の全体を通しての議論をしてまいりたいと考えております。この諮問案については、あくまでたたき台として考えていただきたいと思います。

        さて、ただ今の事務局の説明について、意見等はありますか。

森委員     先程の説明で、ワーキングチームという話が出ましたが、これは庁内プロジェクトチームとは別の組織になるのでしょうか。また、庁内プロジェクトチームの構成はどのようになっているのでしょうか。

事務局(加藤)   ワーキングチームとは、庁内プロジェクトチームのことです。庁内プロジェクトチームの構成については、広報課、政策法務課、企画調整課、市民生活課、国際課、選挙管理委員会事務局に所属する職員6名と事務局3名の計9名となっております。

木村委員    庁内プロジェクトチームの検討会には、参加できるのですか。

松村総務局長  当チームは、行政内部の検討チームであり、委員の方が参加するとしても、日程の調整が難しいことと、あくまで当チームは、条例制定作業に必要な各関係課の横断的庁内組織として機能すべきものとして考えています。しかしながら、委員の方から要望がありましたら、作業の節目等におきまして参加していただくことも検討いたします。

日詰会長    この諮問内容はあくまで、参考程度として捉えて頂きたいと思います。

       他に意見等はありますか。

       ――― 意見等なし ―――

        それでは、議事(4)の委員の皆様からの市民参画や協働についての所見を伺いたいと思いますので、お一人ずつ、ご意見等を述べていただけますでしょうか。

小野寺委員   条例のみの議論に終始せず、具体的なところからの自由な議論ができたらと考えております。会議についても、審議が活性化されるような設定を望みます。

木村委員    市民の概念の中に、障害者なども当然に含まれていますが、一般に社会的弱者といわれる方々の視点からの議論も必要であり、また、これを踏まえた議論を期待します。

佐野委員    すばらしい目的や効果をもった事業をするとしても、これを市民に理解してもらうことは非常に難しいものとなります。そのため、市民団体などのネットワーク又はマスコミなどと連携した広報の充実を図ることが重要であると考えます。

祖父江委員   条例の理念の高さはすばらしいものがありますが、これに実効性をもたらし、目的を実現していくことは非常に難しいことであると感じています。市民の代表として、市政としての一定の方向付けが示せればと思っています。責務は重いですが、重要な使命だと認識しています。

田中委員    自治基本条例の懇話会にも関わってきましたが、理想と現実のギャップを埋めることは非常に難しいものであると思います。理念だけを追い求めるのではなく、現実的な視点、例えば経済効果などからの検証も必要であると考えます。

森委員     今後は、行政主導ですべてを実施するのではなく、市民の柔軟性や多様性に注目し、それを活用していくことが重要であると考えます。

守屋委員    最近は、協働への認識については、市民より行政の方が進んでいるのではないでしょうか。市民の方が受身であるとの感があるため、今後は市民への市民参画や協働についての周知が重要なものになると考えます。

日詰会長    貴重なご意見ありがとうございました。最後に私から発言させて頂きます。

        自治基本条例の制定にも関わりましたが、条例の制定は非常に難しいものとなります。しかし、自治基本条例はすでに歩み始めており、新しい時代には、それに見合う制度が必要となります。この条例にて市民都市を支えるしくみを確立していきたいと考えています。また、市職員との意見交換も大切にしていきたいと思っております。

日詰会長    他に意見等はありますか。

       ――― 意見等なし ―――

        それでは、本日の議事はこれで終了します。

 

9 閉 会   事務局長(熱川総務課長)

 

        ※ 傍聴人 報道機関2社

 

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