静岡市都市計画マスタープラン　第4章　大里地域

JR静岡駅南口周辺の中心市街地においては、政令市にふさわしく風格ある景観の形成や商業・業務機能の集積を図り、人々が集い交流するまちづくりが必要です。

都心人口の空洞化を防ぎ、昼夜間賑わいのあるまちづくりを目指す必要があります。

地域北側は、密集市街地の改善が必要です。

地域西側は、住宅と工場等の混在対策が必要です。

中島の市街化調整区域は、無秩序な市街化を防止し、計画的な土地利用が必要です。

東名高速道路静岡IC周辺は、交通の利便性を活かした土地利用が必要です。

（都）海岸幹線の早期整備が必要です。

東西方向の交通の円滑化を図るため、幹線道路の整備が必要です。

安倍川や大浜海岸等の自然環境の保全と活用が必要です。

中小河川等をまちづくりに活用する必要があります。

既成市街地内の生活道路や身近な公園の整備が必要です。

地域住民が利用しやすい生活拠点商業地の形成が必要です。

駅南口を中心に駅前広場の拡張や、再開発等の促進により土地の高度利用を図ります。

与一、新伝馬等の中心市街地周辺は、都市化に対応したマンション等の都市型住宅を計画的に誘導し、また、既存の戸建住宅との調和を図るため、高度地区や地区計画制度等の活用により、良好な住宅地を目指します。

足久保、内牧、牛妻、油山、津度野、松野等の既存集落地は、周辺の自然と調和したふるさとの情景を引き継ぎながら、やすらぎのある集落地として保全を図ります。

（都）下大谷線は、（都）第二東名自動車道静岡IC（仮称）と東名高速道路新IC（構想）を結ぶ南北軸の骨格道路であるとともに、新都市拠点へのアクセス道路として整備を促進します。

安倍川や賤機山による市街地の分断を解消し、地域間の連携と交流を強化するため、狩野橋の架け替えや（仮）伊呂波町秋山線等の新たな道路を検討します。

広域都市環状軸として機能する（都）海岸幹線の整備を推進します。

うるおいのある水辺景観として安倍川や大浜海岸等の自然環境を保全します。 　

また、市民が身近に自然と親しむレクリエーション空間として有効に活用するため、登呂遺跡等を連絡する歩行者自転車道路のネットワーク化を推進します。　

浜川等の河川は、親水機能に配慮しながら水辺空間を形成し、まちづくりに活用を図ります。 　

中島、西島の南側は、ゆとりとうるおいのある戸建住宅地に誘導します。

馬渕、中田等は、マンション等の都市型住宅と戸建住宅が調和した住宅地に誘導します。

泉町を中心とする地区は、商業・業務施設の集積を図り、土地の高度利用や都市機能の更新を促進します。

（都）丸子池田線や（都）宝台院下島線、（都）静岡下島線、（都）広野大谷線等の沿道は、既存の生活利便施設を活かしながら、地域の人が集い、賑わいのある商業地に誘導します。

中原を中心とする地区は、住環境と生産環境が調和した土地利用に誘導します。

東名高速道路静岡IC周辺地区は、交通の利便性を活かした流通 業務施設等を中心に、新たな機能が複合する産業拠点の形成を目指します。

（都）駒形中島線、（都）中野小鹿線等の沿道は、自動車利用のための商業・サービス施設を中心とする個性的で魅力ある土地利用に誘導します。

広域都市環状軸として機能する（都）海岸幹線の早期整備を推進します。

（都）広野大谷線や（都）丸子池田線など、東西方向の幹線道路や南北発展軸として機能する（都）静岡下島線等の整備を推進します。

商業施設が集積する中心市街地の道路においては、広い歩道の確保や段差解消、電線類の地中化など、ユニバーサルデザインに配慮した歩道空間の整備を進め、また、歩行者と共存できる自転車道路網の検討により、安全で快適な歩道空間の形成を図ります。

JR静岡駅南口周辺の活性化を図るため、（仮）寿町豊原町線等の新たな道路を検討します。

主要な生活道路は、歩行者と車両が安全に通行でき、また、災害時には、消火や救急活動に支障がない道路幅員の確保を目指します。

1 海岸幹線　2 広野大谷線　3 駒形中島線

1 丸子池田線　2 中野小鹿線　3 静岡下島線　4 南幹線

1 西脇大谷線　2 宝台院下島線　3 大浜街道線　　4 橘中線　5 海岸幹線

6 駒形中島線　7 馬渕一丁目黒金町線　8 黒金町石田線

A （仮）寿町豊原町線

安倍川や大浜海岸等の自然環境を保全するとともに、市民に身近なレクリエーション空間として活用を図ります。

浜川等の河川は、親水機能に配慮しながら水辺空間を形成し、まちづくりに活用を図ります。

大浜海岸や登呂遺跡等を連絡する歩行者自転車道路のネットワーク化を推進します。

安倍川河口から上流に至る安倍川沿いのルート

安倍川河口から大浜公園を経由する海岸線のルート

中心市街地から浜川を経て大浜公園に至るルート

中田雨水幹線を経て駿河湾に至るルート

登呂遺跡を経由する（都）西脇大谷線のルート

安倍川から八幡山に至るルート

（都）広野大谷線沿いの東西方向のルート

緑が丘町の安倍川沿いの住工複合地は、高度地区や建築協定、地区計画制度等の活用により、今後も良好な住環境の保全を図ります。

中島の土地区画整理事業施行済の住宅地は、高度地区や地区計画制度等の活用により建築物等を誘導し、良好な低密度住宅地の形成を目指します。

馬渕を除く中心市街地は、高度利用地区等の指定により、都市機能の更新や土地の高度利用を促進し、良好な商業・業務地の形成を目指します。

南安倍の土地区画整理事業施行済の地区は、高度地区や地区計画制度等の活用により建築物等を誘導し、住環境と工場等の生産環境が調和した住工複合地の形成を目指します。

西脇、西島等は、高度地区や地区計画制度等の活用により、主要生活道路等の基盤整備を推進しながら、良好な低・中密度住宅地の形成を目指します。

東名高速道路静岡ICを中心とする中島等は、高度地区や地区計画制度等の活用により、主要生活道路等の基盤整備を推進しながら、住環境と工場等の生産環境が調和した住工複合地の形成を目指します。

中田等、道路が狭く建物が密集している地区は、計画的なまちづくりにより、良好な中密度住宅地の形成を目指します。

馬渕等、道路が狭く建物が密集している地区は、計画的なまちづくりにより、良好な商業・業務地の形成を目指します。

中原等は、計画的なまちづくりにより、良好な住工複合地の形成を目指します。

避難路として機能する都市計画道路の整備や電線類の地中化を推進するとともに、沿道の不燃化を促進します。

身近な学校や公園等の一次避難地を整備するとともに、新たな避難地を検討します。

延焼の防止や消火活動の円滑化を図るため、主要生活道路の整備や消火設備の充実を進めます。

延焼の防止に効果のある中小河川等の空間整備や緑地の保全、宅地の生垣化を促進します。

馬渕や中田等の密集市街地において、道路、公園等の整備や建築物の建替え、不燃化を促進します。

大浜海岸は、津波、高潮等による侵食の対策を促進します。

安倍川や大浜海岸は、水辺景観として保全を図ります。

八幡山等は、市街地からの借景として市街地景観に活用を図ります。

大浜海岸から伊豆半島を望む良好な景観ポイントの活用を図ります。

中島や西島等の低密度住宅地は、生垣化や建物の後退等により、緑豊かなゆとりある景観の育成を図ります。

馬渕や中田等の中密度住宅地は、戸建住宅と都市型住宅が調和した景観の育成を図ります。

緑が丘町や中原等の工業地、住工複合地は、敷地内の緑化促進等により、住宅と工場等が調和した景観の育成を図ります。 　　　　　　　　　　

JR静岡駅南口周辺は、再開発の促進や広告物等のコントロールにより、政令市にふさわしい商業・業務施設、商店街等の景観の創出を図ります。

（都）宝台院下島線や（都）広野大谷線等の沿道の生活拠点商業地は、歩行者空間や沿道建築物の修景整備を進め、地域の特性を活かした魅力ある景観の創出を図ります。

東名高速道路静岡IC周辺は、各種産業が調和した都市景観の創出を図ります。

浜川等は、良好な水辺景観の創出を図ります。

主要な道路において、電線類の地中化や街路樹等の整備により、安全で快適な道路空間の創出を図ります。