小中一貫教育におけるICT活用の取り組み 印刷用ページ

最終更新日:
2019年4月1日
QRコード」

現在、静岡市では、小中一貫教育スポットグループ校をはじめとする各校において、静岡型小中一貫教育の実現に向けて研究を進めています。

このページでは、現在、取り組まれている「小中一貫教育におけるICT活用事例」を紹介しています。

「しずおかSNSマナーアップ」共同研究プロジェクト

しずおかSNSマナーアッププロジェクト


産学官の連携により、児童・生徒のインターネットの適正な利用に向けた効果的な指導法や教材などの研究開発を行い、その成果をもとに、認定を受けた大学生を各校に派遣し、小・中学校における情報リテラシーや情報モラル教育の充実を図ることを目的とした事業です。ICTを活用した学校間交流等と組み合わせることで、より実感的で継続的な情報モラルの指導を行うことができます。

実践事例1

教科名等 国語
実践タイトル 「季節の雰囲気が伝わる俳句を作ろう」
~9人の5年生の思いに小中一貫教育グループ校がこたえます~
実践の目的 小学校5年生9名が国語の授業で「季節の雰囲気が伝わる俳句」を作成し、多くの人たち(他小学校40名・中学校26名 計66名)からアドバイスや感想を受け、それをもとに作品を推敲し、より季節の雰囲気が伝わる作品に仕上げる。
交流の流れ
  1. 美和小学校【作品の発信】
  2. 安倍口小学校・美和中学校【アドバイス書込み】
  3. 美和小学校【アドバイスをいかした完成作品発信】

この実践事例は、2017年度コラボミュージアムCity作品づくりコンテストの優秀賞を受賞しました。


実践内容

季節の雰囲気が伝わる俳句を作ろう

「もっと多くの人にアドバイスや感想をもらえたらいいな。」美和小学校5年生のそんな思いからスタートした取組です。
美和小学校の5年生は少人数のため、授業内で自分が作った作品に対して感想やアドバイスをもらいたくても限りがあります。そんな思いに応えるため小中一貫教育グループ校の安倍口小の5年生40人がICTを使って協力することになりました。それだけでなく、美和中学校の3年1組の26人も協力してくれることになり、合計66人の児童・生徒が9人の作った俳句の作品にアドバイスを贈るという学習になりました。
この授業の中で、俳句についての学習はもちろん、インターネットを使って交流(アドバイス)する時には、相手の気持ちを考えてやりとりすることが大切であること、学校を越えて様々な人とつながることの良さも学ぶことができました。

実践のポイント・工夫

俳句実践

  • 少人数クラスの子どもたちが経験することが困難な、多くの人たちの見方や考え方に触れる機会を設けることができます。
  • 協力してくれた人へ向けて作り上げた作品を発信するという目的意識を持つことができ、意欲的に活動に取りこむことができました。
  • アドバイスを贈る側の子どもにとっても、より良いアドバイスにするために俳句のつくりについて詳しく調べる等、主体的に学習に取り組む姿が見られました。
  • ICTを使って意見を送り合う場合の相手に対する配慮(言葉遣いや伝わりやすい説明や表現にすること等)について学ぶことができました。

実践事例2

教科名等 特別活動
実践タイトル 「先輩の意見を6年生を送る会に生かそう」
~中学1年生の皆さん、昨年の6送会の時の気持ちを教えてください~
実践の目的 小学校5年が6年生を送る会を企画するため、中学1年生へ「昨年度行われた6年生を送る会の時のアンケート」を行う。アンケートに書き込まれた内容をもとに、具体的な内容や活動を考え、実施する。
アンケートを行った小学校以外のグループ校(2校)にも内容を公開し、各小学校がアンケート内容を6年生に送る会の企画運営に生かす。
交流の流れ
  1. 美和小学校【アンケート発信】
  2. 美和中学校【アンケート入力】
  3. 美和小学校・安倍口小学校・足久保小学校【アンケートを参考に企画】
 

実践内容

先輩の意見を6年生を送る会に生かそう

毎年、美和小学校では5年生が「6年生を送る会」を企画・運営しています。昨年度送られた中学校1年生にアンケートを取ることができれば、より具体的な内容を検討することができます。
通常であれば、アンケートを作成し、印刷、配布、収集等の時間が必要となりますが、ICTを使うことによって、移動等の時間をかけることなく、アンケートに回答してもらうことができました。また、そのアンケートは他のグループ校(安倍口小学校・足久保小学校)にも簡単に共有することができました。

実践のポイント・工夫

6送会実践

  • 5年生が発信したアンケートに、中学生が放課後の時間を使って回答しました。アンケートには、複数の中学生が同時に回答することができるため、短時間で回答作業を行うことができました。
  • 5年生の子ども自身がアンケートを作成し、中学生から入力をしてもらうことにより、自主的で主体的に活動する姿が見られました。
  • 移動、アンケートの印刷・配布・回収等の時間をかけることなく実施することができました。
  • 回答したアンケートは、グループ校(小学校)に公開することにより、複数の小学校で活用することができました。

実践事例3

教科名等 総合的な学習の時間
実践タイトル 「美和中を紹介するぞー」
~来年中学校へ入学される皆さんの不安を解消します~
実践の目的 来年、中学校へ入学する6年生に向けて、中学校の様子を伝えることで、中学校へ進むことへの不安を少しでも解消し、期待にあふれて入学することができるようにするため、中学校の生活や部活動、委員会活動等について説明した中学校紹介新聞を発信する。また、小学校からの質問等の交流を行うことで、個々の不安に対して対応する。
交流の流れ
  1. 美和中学校【中学校の生活・部活動等の紹介発信】
  2. 美和小学校・安倍口小学校・足久保小学校【質問等の入力】
  3. 美和中学校【質問等に対する回答の入力】※複数回実施
  4. 美和中学校・美和小学校・安倍口小学校・足久保小学校【授業見学・入学説明会】
  5. 美和中学校・美和小学校・安倍口小学校・足久保小学校【入学説明会後の交流】

実践内容

美和中を紹介するぞー

中学校では、中学へ入学する6年生に向けて、授業見学や説明会を行っています。しかし、会の実施は1回のみであり、6年生一人一人の疑問に答えることは困難です。そこで、入学説明会の前に、中学3年生が代表してICTを活用して中学校の生活等について発信するという活動を組みました。また、質問等があれば6年生に入力をしてもらい、それに対して生徒会役員が回答しました。
入学説明会の前後にICTを活用して交流することにより、6年生の中学校生活に対する不安や疑問を解消することができ、期待が高まったようです。

実践のポイント・工夫

中学校紹介実践

  • 中学校の生活や部活動、委員会活動等について、各小学校の6年生に入学前に詳しく伝えることができました。
  • ICTを活用した交流を行うことで、1回だけの授業見学や入学説明会だけでは、解決することができない個々の不安や疑問を解消することができました。
  • 中学生にとって、6年生に分かりやすく資料を作成し発信するといった「相手を思いやりながらわかりやすく伝える」活動を経験することができました。

実践事例4

教科名等 図画工作
実践タイトル 美和地区合同美術展鑑賞
~ぼく・わたしがえらんだ!ナンバーワン!!~
実践の目的 美和地区合同美術展において、小中一貫教育グループ校の作品を鑑賞する。自分が一番気に入った作品を「自分がえらんだナンバーワン」とし、その作品を描くことにより、作品の細部の工夫まで気付くことができるようにする。

また、自分の描いた作品をグループ校等に発信し、様々な人から作品に対しての感想を書き込んでもらう活動を通して、ICTによって他者とつながることのよさを感じることができるようにする。
交流の流れ
  1. 【安倍口小学校】「自分のえらんだナンバーワン」作品を登録
  2. 【グループ校や地域の方】感想等を入力
 

実践内容

ぼく・わたしが選んだナンバーワン

美和中グループでは、小中一貫教育の取組の一つとして「美和地区合同美術展」を開催し、安倍口小学校1年生は作品鑑賞を行いました。
一番のお気に入りの作品、「ナンバーワン」を選ぶという視点を持たせることで、一つ一つの作品の良さを味わうことができるようにしました。また、お気に入りの作品の「まねっこ作品」を描き上げることで、作品の良さをより詳しく鑑賞することができるようにしました。
また、「自分のえらんだナンバーワン」作品をICTで発信することで、もう一つの「小さな美術展」を開きました。グループ校や地域の方に見ていただいたり、コメントを書き込んだりしてもらうことにより、ICTで他者とつながることのよさを感じることができました。

実践のポイント・工夫

美術展鑑賞実践

  • 基本的には、作品の登録等は教師側で行います。
  • 登録作業は作品をスキャナで取り込んだデータ登録と題名等の入力のみです。
  • この取組について知った地域の方がコメント入力の協力をしてくださいました。
  • 1年生にとって、登録等の作業は困難ですが、このような形で地域の方に自分たちが描いた作品を発信し、コメントを入力していただくことで、ICTで他者とつながることの良さを感じることができたようです。

実践事例5

教科名等 外国語
実践タイトル 「Let's talk with ALT on the Internet」
~伝えたい「最高の冬休みの思い出」~
実践の目的 中山間地域にある学校へのALT(Assistant Language Teacher:外国語指導助手)は、移動の距離的・時間的な問題等により、一定期間に集中して派遣されている。(約1ヶ月間、ALTが宿泊し、一定期間、授業支援を行う)
ICTを活用することにより一定期間の支援だけでなく、定期的なALTの授業支援を実現する。
交流の流れ
  1. 梅ヶ島中学校【交流学習用ソフトウェアにより、授業で使用するプレゼンテーション資料の登録や文字入力による交流】
  2. 安倍川中学校(ALT所属校)【プレゼンテーション資料のダウンロードや文字入力による交流】
  3. 両校【(1)テレビ電話によるアクティビティ(ゲーム)(2)プレゼンテーション資料を活用しALTに冬休みの思い出を英語で説明(説明を行う中で、ALTからの質問や指導等を行う)】

実践内容

Let's talk with ALT

中山間地域にある学校においても、一定期間だけでなく定期的なALTによる指導を受けられるようにすることを実現するためにスタートした取組です。

各校に整備されている交流学習用ソフトウェアや複数のタブレット端末(テレビ電話)、拡大提示装置等を組み合わせることにより、様々な形でのALTとの交流を実現しました。

授業の導入で、交流学習用ソフトウェアを活用し、プレゼンテーション資料の共有や文字による交流を行いました。その後、テレビ電話によりアクティビティ(ゲーム)を行いました。そして、主たる活動、テレビ電話で生徒がALTにプレゼンテーション資料を使いながら英語で「冬休みの思い出」を伝える活動を行いました。

この授業を行うことで、遠く離れたALTに様々なツールを活用してつながる良さを感じることができました。また、次の交流へ向けて、外国語学習に意欲的に取り組む姿も見られました。

実践のポイント・工夫

遠隔授業実践

  • 中山間地の学校において、派遣期間外においてもALTと交流することができました。
  • 交流学習用ソフトウェアによる資料の共有や文字入力による交流等、様々な授業展開での活用ができることがわかりました。
  •  複数台のタブレット端末(テレビ電話)、拡大提示装置等を組み合わせて活用することによりアクティビティやプレゼンテーション資料を活用した発表等、様々な授業展開を組むことができました。
  • 「ICTを活用して遠く離れたALTへ限られた時間でわかりやすく伝える」という目的意識を持たせることで、交流時はもちろん、準備段階における発表原稿やプレゼンテーション資料づくりに意欲的に取り組ませることができました。

本ページに関するアンケート

このページは使いやすかったですか?

本ページに関するお問い合わせ先

教育委員会 教育局 学校教育課 教育課題係

所在地:清水庁舎8階

電話:054-354-2521

ファクス:054-354-2481

お問い合わせフォーム