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更新日:2024年2月15日

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感染を考えると不安で仕方がありません

~寄せられた声(メール本文)~

医療的ケア児童等支援協議会の皆様いつもお世話になっています。
今回のコロナの件でも色々と協議を重ねていてくれる事と思います。ありがとうございます。
今の時点で何か困っている事はありませんが、感染を考えると不安で仕方がありません。
子供が感染する前に親が先に感染する⇒子供とは離ればなれ⇒きっと2度と子供とは会う事も無い・・・そのまま何処にも連絡などせずに重なって死を迎える方が良いのかも。
大袈裟かも知れませんが感染したら治る見込みの無い子供の親としてはそう考えてしまいます。
そうならないようにうつらないように気をつけます。

市からの回答:希望する

牧野委員(2020年5月22日回答)

まず、重症心身障がいや医療的ケアのある人には基礎疾患があり免疫力や体力も低いため、感染すれば重症化しやすいと言われており、コロナ対策はしっかり考えておかねかればいけません。すでにいろいろ考えておられ、本人またはご家族のだれかが感染したら重大なことになることもご存じなので、心配されていると思います。でも感染が判明したら医療にお任せするしかありません。感染したら家族が悲惨になると思ったらそうならないように、今わかっていることでできる万全の予防策を講じて、後から後悔しないようにすることが大切でしょう。
親が先に感染し、子どもにうつしたらとても後悔します。実は、主たる介護者である母親より、ほかの家族の誰かが外で「濃厚接触者」になり、「コロナの疑い」が出やすく、出たときの対応は難しいと思います。母親は異常なまでに気を付けていますが、父親や兄弟などは外との接触が多く、感染のリスクが高いといえます。帰宅後の手指消毒の徹底やマスクを替えるなどぜひご協力をお願いしてください。例えば、消毒系でもエタノール消毒液や次亜塩素酸、石鹸などそれぞれを適切に使えば、節約できます。まだ、すぐにはPCR検査ができないようですので、2日から5日の間、家庭内で隔離する、動線や接点を減らすなどの工夫をする必要があります。
感染予防対策は家族の総力戦です。ただ、対策が難しいのであれば一人で悩まずに、どこかに相談するのがいいと思います。コロナの病気のことは保健所などでいいでしょうが、家庭内での予防策は、重症心身障害や医療的ケアのわかっている委託の相談支援事業者(静岡市ではアグネス静岡)に相談するのがいいでしょう。
全国的にもまだ重症児者が感染した、亡くなったというニュースは出ていません。介護する家族が頑張っているからでしょう。ですからもう少し、みんなで頑張りましょう。

山内委員(2020年5月21日回答)

医師として、本来は、データ(エビデンスと言うこともあります)に基づいて情報を発信すべきですが、以下はデータに基づいてものではなく、私の私見になります。このことをご理解いただいた上で、お読みください。
おそらく、健常なお子さんの新型コロナウイルスの死亡率は低いと思います。踏み込んだ発言をすると「感染しても亡くなるお子さんはほとんどいない」と思います。高齢者は、「感染すると亡くなる方もいるので感染しないように注意したほうがよい」のではないかと思います。
では、医療的ケア児はどうでしょうか?
私は、「感染すると亡くなる方もいるので感染しないように注意したほうがよい」のではないかと思っています。
ただ、「治る見込みのない病気」ではないと思っています。もしかしたら救命できるかもしれないと思っています。
ひっそりと亡くなることを選ぶことはせず、我々にご相談ください。
「うつらないように気をつけます」⇒是非、そうしてください。

和田委員(2020年5月21日回答)

新型コロナウィルスはまだわからないことがあって不安や⼼配がたくさんだと思います。今は障害者の家族が濃厚接触者や感染者になった場合、具体的な環境は整っていないかもしれません。しかしあなたは1⼈ではありません。当事者だけでは解決できない問題はみんなで考えましょう。
困ったことがあれば、静岡市医療的ケア児等支援協議会事務局へ相談してみてください。いろんな機関と連携して考えていきましょう。

(障害福祉企画課:054-221-1198、アグネス静岡:054-249-2833)

お問い合わせ

保健福祉長寿局健康福祉部障害福祉企画課地域生活支援係

葵区追手町5-1 静岡庁舎新館15階

電話番号:054-221-1198

ファックス番号:054-221-1494

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