道路を活かした賑わいづくり ~清水銀座パークレット社会実験の検証結果と今後の予定~
- 最終更新日:
- 2022年2月16日
令和3年5月1日より清水銀座商店街の一角にパークレットを設置し、道路空間を活用することによる賑わい作りへの効果を検証するための社会実験をスタートしました。
2月末時点の検証結果と今後の予定についてお知らせします。
2月末時点の検証結果と今後の予定についてお知らせします。
JAマルシェの結果
JAしみず様のご協力により、令和3年5月30日より、毎月第2・第4日曜日の午前9:00~12:00にマルシェを開催しました。マルシェの結果は以下のとおりです。
概 要
〇開催日時 毎月第2、第4日曜日 9時~12時
〇開催場所 清水銀座パークレット内とパークレット前面のシャッター前
〇開催回数:令和4年1月末まで計16回開催
〇集客状況:最多 260人(令和3年6月13日)
最少 125人(令和3年12月26日)
平均 187人
※各会の詳細は添付資料をご覧ください。
〇開催場所 清水銀座パークレット内とパークレット前面のシャッター前
〇開催回数:令和4年1月末まで計16回開催
〇集客状況:最多 260人(令和3年6月13日)
最少 125人(令和3年12月26日)
平均 187人
※各会の詳細は添付資料をご覧ください。
考 察
令和3年5月30日より令和4年1月末までに計16回のマルシェを開催し、本当にたくさんの方に足を運んでいただきました。初回の集客は認知度が低く153名でしたが、2回目には260名の方がマルシェを訪れていただき、以降200前後の利用者数で推移しています。
清水銀座商店街は八百屋がなく、野菜に対する潜在的なニーズがあったことは想定されますが、社会実験で道路空間を気軽に活用できる環境を整えることで、定期的なマルシェの開催が実現し、集客することができるということを確認しました。
清水銀座商店街は八百屋がなく、野菜に対する潜在的なニーズがあったことは想定されますが、社会実験で道路空間を気軽に活用できる環境を整えることで、定期的なマルシェの開催が実現し、集客することができるということを確認しました。

- JAマルシェ結果の詳細 (PDF形式 : 2.4MB)
出店者の拡大
JAマルシェに合わせて、焼き芋の販売、マスクチャーム・玩具の販売、海苔を中心とした乾物の販売が行われました。複数の出店者が集まると清水銀座パークレット周辺が一層賑わい、来場者から喜びの声が聞かれました。
また、いずれの出店者も売り上げにはおおむね満足しており、来場者の野菜以外の購買意欲が確認されました。
また、いずれの出店者も売り上げにはおおむね満足しており、来場者の野菜以外の購買意欲が確認されました。
マルシェ開催時のアンケート調査結果
JAマルシェ開催に併せてアンケート調査を実施しました。
結果は以下のとおりです。
結果は以下のとおりです。
アンケート概要
<1回目調査>
〇 調 査 日 :令和3年8月8日(第6回マルシェ)
〇 調査方法:買い物客に対するヒアリング調査
〇 調査項目:性別、年齢、来場回数、来場手段
〇 調 査 数 :24人(全体の16%)
<2回目調査>
〇 調 査 日 :令和3年10月10日(第10回マルシェ)
〇 調査方法:買い物客に対するヒアリング調査
〇 調査項目:性別、年齢、来場回数、来場手段、屋内と比較した参加しやすさ、マルシェ利用後の商店街滞在、清水銀座パークレットに期待すること
〇 調 査 数 :50人(全体の20%)
※2回目調査は東京都市大学都市生活学部エリアマネジメント研究室所属の学生の方のご協力のもと実施されました。
〇 調 査 日 :令和3年8月8日(第6回マルシェ)
〇 調査方法:買い物客に対するヒアリング調査
〇 調査項目:性別、年齢、来場回数、来場手段
〇 調 査 数 :24人(全体の16%)
<2回目調査>
〇 調 査 日 :令和3年10月10日(第10回マルシェ)
〇 調査方法:買い物客に対するヒアリング調査
〇 調査項目:性別、年齢、来場回数、来場手段、屋内と比較した参加しやすさ、マルシェ利用後の商店街滞在、清水銀座パークレットに期待すること
〇 調 査 数 :50人(全体の20%)
※2回目調査は東京都市大学都市生活学部エリアマネジメント研究室所属の学生の方のご協力のもと実施されました。
考 察
〇第6回と第10回を比較すると、来場者の性別については男性が14%増え、年齢層は若年層の増加が確認されました。またリピーター率が24%増加しており、マルシェの企画が利用者に広く受け入れられていることが考えられます。
〇両方の調査において徒歩、自転車での来場が約9割近いことから、近隣の住民が主な利用者であることが考えられます。
〇パークレットでの企画は屋内での企画に比べ参加しやすいとの回答が9割以上と非常に高く、道路空間を活用することによる「気軽さ」「気楽さ」が要因ではないかと考えられます。
〇パークレット利用後に街歩き、買い物をすると答えた方が約半数確認され、清水銀座に来て周辺店舗を利用するきっかけとなり、回遊性が向上していることが考えられます。
〇清水銀座パークレットでのイベント開催への期待が非常に高いことが確認されました。
〇両方の調査において徒歩、自転車での来場が約9割近いことから、近隣の住民が主な利用者であることが考えられます。
〇パークレットでの企画は屋内での企画に比べ参加しやすいとの回答が9割以上と非常に高く、道路空間を活用することによる「気軽さ」「気楽さ」が要因ではないかと考えられます。
〇パークレット利用後に街歩き、買い物をすると答えた方が約半数確認され、清水銀座に来て周辺店舗を利用するきっかけとなり、回遊性が向上していることが考えられます。
〇清水銀座パークレットでのイベント開催への期待が非常に高いことが確認されました。
- アンケート調査結果 (PDF形式 : 2.5MB)
今後の予定
清水銀座パークレットは令和4年3月末までの社会実験としてスタートしました。
新型コロナウィルスの蔓延により思うようにイベントを実施できませんでしたが、感染対策を徹底したうえでマルシェを継続し、パークレットを活用することによる賑わい創出の兆しが見えてきたところです。
また、パークレットを設置したことによる交通事故等のトラブルは確認されておりませんでした。
地元商店街からは、社会実験以降は歩行者利便増進道路(ほこみち)制度に切り替え、パークレットを活用し様々なイベント等を行うことで、引き続き地域活性化の取り組みを行っていきたいとの声をいただいております。
以上より、4月以降もパークレットの設置を継続し、地域活性化のために活用していただくとともに、ほこみちの指定に向けた手続きを進めてまいります。
新型コロナウィルスの蔓延により思うようにイベントを実施できませんでしたが、感染対策を徹底したうえでマルシェを継続し、パークレットを活用することによる賑わい創出の兆しが見えてきたところです。
また、パークレットを設置したことによる交通事故等のトラブルは確認されておりませんでした。
地元商店街からは、社会実験以降は歩行者利便増進道路(ほこみち)制度に切り替え、パークレットを活用し様々なイベント等を行うことで、引き続き地域活性化の取り組みを行っていきたいとの声をいただいております。
以上より、4月以降もパークレットの設置を継続し、地域活性化のために活用していただくとともに、ほこみちの指定に向けた手続きを進めてまいります。
本ページに関するアンケート
本ページに関するお問い合わせ先
- 建設局 道路部 道路計画課 企画係
-
所在地:静岡庁舎新館6階
電話:054-221-1239
ファクス:054-221-1045