竹あかりライトアップ開催中です(8/6まで)~安倍川橋建設100周年記念事業~

旧東海道の府中宿と丸子宿をへだてる安倍川にかかる「安倍川橋(弥勒橋)」。
現在の「安倍川橋」は3代目。1923年(大正12年)来たる車社会に対応するべく建設されました。
我々の生活と経済活動を支えるとともに、街のシンボルとして地元の皆さまをはじめ多くの方に長らく愛されてきました。
ついに今年(令和5年)7月、建設から100年の大きな節目を迎えます。「静岡市の貴重な歴史資源を活かしてほしい」と市民の方から熱いお声をいただき、このたび100周年記念事業の実施に至りました。地域の皆さまとともに、東海道の魅力や先人の偉業を後世に伝える機会としていきます。
100周年記念プロジェクト
100周年の節目を迎えるにあたり、現存する「安倍川橋」に加え、150年前に初めて安倍川に架けられた「初代 安水橋」や、橋が架けられる前の川越えの歴史も含めて振り返るとともに、次世代へ繋ぐための取り組みを実施しています。
~記念事業(1)~地元小学生がオススメする「安倍川橋散策マップ」が出来ました
地元の小学校3校(長田北、田町、駒形小学校)と協力して「安倍川橋散策マップ」を作りました。
●安倍川橋と周辺の魅力を掲載
マップは安倍川橋をはさんで“にし編”“ひがし編”の2種類。
安倍川橋の歴史やヒミツ、地元小学生が調べた安倍川橋周辺の魅力を紹介します。
●子どもたちの学習の成果を発信
地域の魅力を知ることで、地域を好きになってもらうため、地元の小学校では安倍川橋と周辺の魅力を調べる学習を行ないました。マップに掲載したQRコードを読むと、安倍川橋と周辺の魅力について、子どもたちが調べてまとめたスライドや活動の様子をご覧いただけます。

ダウンロードはこちらから → ひがし編 高解像度版(約21.1MB)、エコノミー版(約4.8MB)

ダウンロードはこちらから → にし編
高解像度版(約23.2MB)、
エコノミー版(約4.4MB)
~記念事業(2)~安倍川橋の橋名額に 「安倍川橋」の切り文字を設置しました
安倍川橋の建設当時、橋名額には「安倍川橋」の切り文字が掲げられていましたが、いつのまにか無くなっていました。無くなった経緯や行方を調査しましたが、資料が少なく詳細は分かりません。
100周年の記念として、「安倍川橋」の文字を設置しました。
これからも安倍川橋がまちのシンボルとして多くの方から愛され続けることを期待しています。



建設当時 橋名額のみ 切文字を設置
(令和5年3月14日)
~記念事業(3)~地元小学生と製作した竹灯籠でライトアップしました
令和5年4月29日19時、安倍川橋に竹あかりが灯りました!
点灯式には、竹灯籠を製作してくれた地元小学校(駒形・田町・長田北)の子どもたちが参加、
観覧の皆さんと元気にカウントダウンをしてくれました。
竹あかりは、8月6日(日)までの100日間、毎日19時から23時の間、点灯します。
子どもたちが製作してくれた竹灯籠は200個!
駒形小・田町小は東側、長田西小は西側の歩道の柵の上に並べられています。
美しいトラス橋の鉄骨と竹灯籠の温かい灯りが作る幻想的な竹あかりをぜひ楽しんでください!
※ 安倍川橋は、車・自転車・歩行者の交通量が大変多いので、竹あかりをご覧になる際には十分にご注意ください。


● 子どもたちからのメッセージ
竹灯籠を作ってくれた子どもたちから、安倍川橋のこれまでの100年を振り返り、次の100年に向けたメッセージを考えてもらいました。
これから1年間、子どもたちは地域の魅力をたくさん勉強します。次の100年を築いていく子どもたちの成長を地域で支え、100年後も素敵な魅力あるまちを作っていきましょう。
このメッセージも安倍川橋の歩道に掲示しましたので、ぜひご覧ください。
● 竹灯籠の製作
子どもたちが自ら電動ドリルを使って竹筒に穴を開けて竹灯籠を作りました。
竹は、「竹林活用研究会アルケミスト(代表 滝井元博氏)」の協力のもと、長田北学区の向敷地の竹林から調達しました。
製作指導:アカリノワ 大村大輔さん
久能山東照宮の竹あかり等、県内各地で竹灯籠をベースとしたライトアップをプロデュースしています。
~記念事業(4)~地元の小中学生、高校生が安倍川橋について学びました
建設100周年をきっかけとして、安倍川橋の魅力を改めて知ってもらうため、
長田北、田町小学校、安倍川中学校および県立科学技術高校にて授業をおこないました。
安倍川に初めてかけられた「初代安水橋」をはじめ現在に至るまでの歴史や、静岡市のまちと橋の関係、橋の模型を使った実験、新しい測量技術としてのUAV(ドローン)の紹介など、多面的な分野から魅力を伝える機会としました。
≪協力≫三井住友建設(株)静岡支店
※安倍川橋は、三井住友建設の前身会社の1つである勝呂組が施工しました。このつながりのご縁で協力いただきました。
【募集中】「安倍川橋」の古い写真を探しています!
「安倍川橋」の記録を後世に残していくため、「初代 安水橋」を含めた「安倍川橋」にまつわる写真を探しています。ご自宅や親戚の家に保管されている写真が、重要な資料となるかもしれません。建設中や改修時の様子、「安倍川橋」と家族が写っている記念写真など、いろいろな写真をお待ちしています。


提供:三井住友建設株式会社
【応募方法】LoGoフォームにて受付中。
Logoフォームをクリック、または下のQRコードをスマートフォンで読み取ってください。
【ご注意ください】
※写真は記録保存や情報発信に活用する場合があります。
※写真の使用にあたって、トリミングや色調補正、画像のサイズなどデータの一部を調整する場合があります。
※第三者が発行する印刷物やホームページなどから転用された写真は受付できません。
※写真に人物が含まれる場合、その肖像権に関しての責任は負いかねます。応募者の責任においてご提供ください。
※モノクロ・カラーは問いません。
※大切なお写真を傷つけないよう、スマホ等にて撮影した画像データでご提出いただきます。
※写真が大量にある場合など個別相談、承ります。
100周年記念事業に寄附をいただいた企業様のご紹介
「安倍川橋100周年記念事業」にご賛同いただき、企業様から寄附金の申し出をいただきました。
温かいお気持ちに感謝申し上げます。いただいた寄附金は、記念事業のために活用させていただきます。
三井住友建設株式会社 代表取締役社長 近藤 重敏 様 (東京都中央区佃二丁目1番6号)
寄附額 1,000,000円
企業概要
弊社は三井グループ、住友グループの双方に所属する唯一の総合建設会社です。伝統ある事業精神を受け継ぎながら、土木・建築・海外の事業を展開しています。これらの事業を通じて新しい価値で「ひと」と「まち」をささえてつなぐグローバル建設企業を目指し、持続可能な社会の実現と発展に貢献してまいります。
記念事業への期待
安倍川橋は弊社の前身会社の一つである勝呂組が施工しました。1世紀もの長い期間、地元に愛され使用されていることは弊社にとって大きな誇りであり、今後更に市民の皆さまがこの橋に親しみを持っていただけることを期待します。
ドーピー建設工業株式会社 代表取締役社長 稲田 義行 様 (北海道札幌市中央区北一条西六丁目2番地)
寄附額 750,000円
企業概要
1956年の創業以来、プレストレストコンクリート構造物の設計・施工・製作に携わり、私たちの暮らしに欠かすことができない社会インフラの整備に確かな品質と高い技術力で皆様の期待にお応えしながら取り組んできました。今後も、一層のサービスに心がけ、未来に向かってサステナブルな社会の実現に尽力してまいります。
記念事業への期待
100周年記念事業を機に、市民の皆様に地域の橋りょうの歴史やメンテナンス技術に関心を寄せていただければ幸甚です。弊社が手掛けた静岡市内の多くの橋りょうが、安倍川橋のように末永く親しまれ、安全に利用されることを期待します。
寄附金の活用について
寄附金は、今後も引き続き受け付けています。企業版ふるさと納税の活用を検討されている企業様、ご質問・ご相談も含めてお気軽に担当までお問い合わせください。
「安倍川橋」の基本情報

所在地:駿河区手越 / 延長:490.91m / 幅員:7.27m
構造及び形式:鋼橋・ボーストリングトラス橋(12径間×35m)・アーチ橋(1径間×70m)
※径間とは、橋脚と橋脚の間のことです。
明治 6年9月(1873年) |
着手 初代 安水橋(あんすいばし) |
明治 7年3月(1874年) |
完成 |
明治36年4月 (1903年) |
完成 二代目 安水橋
(初代の橋より40m下流) |
大正11年3月(1922年) |
着手 安倍川橋 |
大正12年7月(1923年) |
完成 三代目 安倍川橋 |
昭和43年4月(1968年) |
歩道の設置 |
平成 2年3月(1990年) |
丸子側アーチ架け替え、
右折車線を設置 |
平成 3年~現在 |
塗り替え工事の実施 |
|
地震対策工事の実施 |
<さらに詳しくはリーフレットをご覧ください>
「しずみち散歩(2)大正生まれの安倍川橋」(PDF形式 : 1.5MB)
<アクセス>
バス利用
[静岡駅方面から]静鉄バス「丸子線」丸子営業所行、「中部国道線」藤枝駅行「安倍川橋」下車徒歩すぐ
[藤枝駅方面から]静鉄バス「中部国道線」新静岡行「安倍川橋」下車徒歩すぐ

本ページに関するお問い合わせ先
- 建設局 道路部 道路計画課 企画係
-
所在地:静岡庁舎新館6階
電話:054-221-1239
ファクス:054-221-1045
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