vol.2 宇津ノ谷倶楽部会長 近藤武さん  印刷用ページ

最終更新日:
2019年4月1日

近藤さん

近藤 武(こんどう たけし)さん
宇津ノ谷倶楽部会長
認定NPO法人 丸子まちづくり協議会理事長

<修了講座>
地域デザインカレッジ2015 コミュニティコース

まずは、「宇津ノ谷倶楽部」についてお聞きします。活動目的を教えてください。

地域デザインカレッジを2015年に修了後、同じチームだった同期の受講生3人と一緒に、翌年5月に設立しました。宇津ノ谷地区のまちなみ景観、歴史・文化遺産を活かして賑わいを創出するために、地域住民と協力、相互支援のもとに活動し、地域遺産を次の世代に継承することに寄与することを目的に活動しています。

具体的には、どのような取り組みをされていますか。

秋の味覚祭りでの秀吉軍甲冑隊 秋の味覚祭りでの秀吉軍甲冑隊

人手不足、人材不足により維持継続が難しくなっている地域のまつりをサポートしています。
「宇津ノ谷地蔵盆」では、高齢化率50%に迫る宇津ノ谷において、古くから行われてきた地蔵盆に欠かせない厄除け十団子作りの担い手不足を補うため、作業を手伝うなど、地域の人たちと共に活動しています。

また、宇津ノ谷散策会の開催や、味覚祭りで歴史的史実の寸劇を行うなど、住民や離れて暮らす子や孫が、宇津ノ谷の魅力を再確認できるような参加型イベントも企画・運営しています。

なぜ、このような活動を始められたのですか。

地域デザインカレッジを受講した後、何も活動しないことは税金の無駄使いをしたことになると意識していました。幸いカレッジ修了生が一緒に活動してみようということになりました。
個人的には、高齢化の進む集落に部外者が入り活動する社会実験的な意識もあって、4人で組織を立ち上げ会員を募集し、実際に活動することになりました。

「宇津ノ谷地蔵盆」に欠かせない十団子づくりは、地域にとって「門外不出」だったそうですが。

十団子づくりの様子 十団子づくりの様子

宇津ノ谷地区以外の人が携わるのは私たちが初めてだそうです。代表の方と元々知り合いで、話しをしているうちにしょうがないぁと言っていただきました。地区に子どもも2人しかおらず人手不足のため、始めは300個くらいしか作らない予定でした。しかし、2016年は22年ぶりに秘仏「延命地蔵尊」がご開帳になる年だったので、じゃあせっかくなので私たちが手伝うから500個作りましょうということになり、お手伝いできることとなりました。当日はすぐに売り切れになってしまいました。
3年目となる来年は、十団子を作るだけでなく、地域から出て行ってしまった子どもや孫たちが帰ってくるような工夫を考えています。

活動を始めた理由で「高齢化の進む集落に部外者が入り活動する社会実験的な意識もあった」とお話されていましたが、どんなことを心がけて活動していますか。

最初は地元自治会の総会に伺い、活動をさせていただけるようお願いするところから始めました。
現在、宇津ノ谷倶楽部の会員は30名近くになりますが、メンバーの中には「もっと活動したい」と前向きになってくださる方もいます。しかし、地域には地域の「間合い」というものがあると思っています。気持ちが通じ合うように、常に地域の都合を考えて行動するよう心がけています。

地域デザインカレッジを受講したのはどうしてですか。

市内から様々な人が集まる講座なので、いろんな人と出会える・自分のチャンネルが増えると思い受講を決めました。また、自分自身が丸子で地域づくりを担う立場になった時期と重なり「地域のリーダー」に必要なものが見つかると思ったこともきっかけです。

地域デザインカレッジを受講して学んだこと、良かったことを教えてください。

受講前はフィーリングで活動することが多く、データ分析などはしなかったことから、説得力に欠けていました。受講したことでデータ分析をすることで、活動の趣旨を明確に共有できるようになりました。また、新たに人脈も出来て、様々な刺激を受けることが出来るようになりました。

「宇津ノ谷倶楽部」の取り組みを通じて、今後、静岡の未来をどのようにしていきたいと考えていらっしゃいますか。

温暖で暮らしやすい静岡市らしさを大切に、世界標準というような高い目標では無く、地に足を着けて分相応に人が緩やかに支え合う風土を再構築し、都会に無い豊かな自然の中で住めるまちに戻したいです。
また、人口減少の真の要因は、農業社会から化学工業社会への構造変化だととらえ、お金ではない尺度で、幸せなまち静岡を取り戻したいです。

最後にひとことお願いします。

言うは易し、行うは難し。長い時間を掛けて信頼される人にならないと、地域活動はできません。日々誠意を尽くすことが地域に新風を巻き起こす原点だと信じ、地道な活動を継続していきたいと思っています。

生涯学習推進課からのコメント

近藤さんたちの活動は、観光客によって一時的に地域を盛り上げることではなく、「外へ出て行ってしまった人々に戻ってきて住んでもらいたい。人が住んだ上で宇津ノ谷地区の景観を維持したい。」という思いの上に成り立っているものでした。地域に伴走することの意味を教えていただきました。

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