地域デザインカレッジ2019(調査・実践編)
地域デザインカレッジ2019(調査・実践編)とは
「地域課題に本気で取り組む実践型講座です」
自治会をはじめとする地域活動に本気で取り組みたい人が、その地域の課題を正確に把握し、有効な解決方法を検討します。20年先も暮らしやすい地域をつくるための講座です。
学長メッセージ 田辺信宏静岡市長
あなたは5年後10年後、どんなまちに住んでいたいと思いますか。私もあなたもこのまちの一員。住み続けたいまちにするために、静岡市には、未来を一緒につくる仲間が必要です。
地域デザインカレッジ2019は、まちづくりへの第一歩。「みんなの力で創る、静岡。」の実現を目指し、共に学び、切磋琢磨していきましょう。
地域デザインカレッジ2019(調査・実践編)公開報告会
12月21日(土)の報告会では、受講生が「地域の課題」に向き合い、20年先も住み続けたい地域を目指して取り組んだ6ヶ月間の活動を報告しました。
当日配布した受講生の報告資料を掲載します。
講座レポート
【第9回】公開報告会
第9回目、最終回は受講生がこれまでの取組を報告する「公開報告会」でした。
報告会は自治会役員や自治体職員等100名近くが来場され、地域コミュニティに関する活動への関心の高さがうかがえました。
受講生は緊張しながらも堂々と各々の取組を発表しました。講評をいただいたIIHOE[人と組織と地球のための国際研究所]の川北秀人さんからは、各報告に対する鋭いアドバイスとともに、全体として、静岡市の各地域の人口構成の推移をお示しいただきながら「地域づくりのあり方を見直すのは早すぎるということはない。ぜひ地域自治のきっかけに」とのお言葉をいただきました。
また、同じく講評をいただいた静岡市自治会連合会 瀧会長からは「住民にアンケートを取ることは必要だが、重要なのは取った後どうするか」「6か月間の学びをぜひ継続してほしい」といった受講生の今後の活動に対する激励がありました。
講座としてはこれで終了となりますが、「修了生」となった受講生の皆さんの地域活動はここから本格的にスタートします。半年間の取組を今後も継続し、地域を担う存在として活躍してくださることを期待しています!
【第8回】つたえる(2)
地域デザインカレッジも第8回目を迎えました。
今日は公開報告会のリハーサルも兼ねて受講生同士発表を聞きあいつつ、最終の調整を進めました。
公開報告会まで残り1週間。ここから更に地域住民の方々の意見を聞いたり、データを見直したりするなど、報告内容の裏付けをし、最終回に臨みます!
【第7回】地域報告会
第7回目は、受講生が各自で地域の方々にこれまでの取組内容を伝える「地域報告会」です。
地域の誰に、いつ、どこで報告するか、すべて受講生が地域の方々と相談し決定しました。報告会はこれまでの報告だけでなく、今後の協力等を呼びかけるものとなりました。
地域デザインカレッジで取り組むことは「地域に求められること」。地域住民の方々の意見や反応を踏まえて、修正をしながら少しずつ前に進んでいきます。
【第6回】つたえる(1)
第6回講座は地域報告会に向けて中間発表を行いました。
受講生が一堂に会するのは約1か月ぶりです。この間に、アンケートを実施したチームや、大きく方針転換をしたチーム等、個別相談会でのアドバイスを反映させ、発表内容をブラッシュアップしてきました。
各チーム7分の持ち時間で思いを「つたえる」ための発表を行い、里山くらしLABOのお二人と、IIHOE[人と組織と地球のための国際研究所]の川北秀人さんからアドバイスをいただきました。
次回はいよいよ地域報告会です。これまで受講生が調査してきた内容を、それぞれの地域で発表を行います。
【第5回】個別相談会
第5回講座は受講生ごと進捗状況や今後の計画、悩みごと等について、講師の里山くらしLABOさんと個別相談を行う日となりました。
受講生のみなさんは、講座の開講日以外にも地域の方々にお話を伺ったり、アンケートの検討を行ったりと自主活動を行っており、その取組内容はそれぞれ異なります。
いつもの講座ではなかなか質問できないことや、時間の関係で細かくアドバイスできないことを、徹底的に掘り下げ、今後の見通しをたてる機会となりました。
【第4回】たずねる・しらべる(2)
今回もゲスト講師をお招きして取組事例を紹介いただきました。
この日のゲストは一般社団法人moko’a 代表理事の沖村舞子さん。沖村さん自身が岡山県浅口市において、地域おこし協力隊(現在は退任)として、地域住民のニーズをどのように把握し、課題の解決に取り組んできたか、とてもリアルなお話を伺うことができました。自分の取組に当てはめて考えることができた受講生も多かったようです。
また、この日は里山くらしLABOさんから「課題の解決」についての講義がありました。受講生からは「自分がなにをできるか、やるのかを明確にしなければならない」といった感想がありました。
ここからは「地域の現状把握」という段階から、「課題をどのように解決していくか」を考える段階に入っていきます。
【第3回】たずねる・しらべる(1)
この日は、受講生それぞれが調べてきた「地域の現状と予測される未来」「地域の困りごと」「困りごとへの既存の対策」について発表を行いました。
発表に対して講師のお一人であるIIHOE[人と組織と地球のための国際研究所]の川北秀人さんから、今後の取組に向けてのアドバイスや、他地域における事例の紹介がありました。
また、この日はゲストとして、静岡市の大川地区において地域住民による学童保育を運営している「奥藁科きのこの会」のお二人をお招きして、地域の課題解決に向けてどのようなプロセスで取り組んできたかのお話をしていただきました。
受講生からは「基本に戻って、何のため、誰のためなのかを考えたい」といった感想がありました。地域の課題解決には、手段やアイデアが先行するのではなく、現状把握が不可欠であるということを再度認識する機会となりました。
【第2回】くらべる
台風一過で猛暑のなか、第2回講座が開催されました。
この日はまず、自分たちで調べてきた各地域の人口や高齢化率等についての未来予測を、皆で協力してグラフに落とし込み、各地域を「くらべる」ことによって、自身の地域の現状を客観的に知ることができました。
その後、各地域の現状や困りごとについて全員が発表をしました。受講生同士で感想や意見を出しあい学びを深めるとともに、講師の里山くらしLABOさんからそれぞれの発表にコメントをいただきました。
慣れない作業に受講生の皆さんも大変そうでしたが、講師からのアドバイスに耳を傾け、今後さらに深い分析に取り組んでいく必要があることを確認していきました。
【第1回】かぞえる
もともと予定していた7月27日の第1回講座は台風接近のため中止に…気を取り直して今回が第1回目となりました!
この日は、講師の里山くらしLABOさんから、静岡市の現状についての講義と受講生がこれから講座に取り組むにあたって、どのように地域と向き合っていくのか、お話がありました。
「地域のことは地域の人にしか変えることはできない」
地域デザインカレッジでは、受講生一人ひとりがどういった立ち位置で、どのように地域住民と考えを共有し、どのように地域の困りごとにアプローチしていくのか学んでいきます。
受講生のみなさんの調査と実践がはじまりました。
【第0回】オリエンテーション
【地域に求められることに挑む半年間がスタート】
7月13日(土)、「地域デザインカレッジ2019(調査・実践編)」が開講しました!
この日はオリエンテーションとして、IIHOE[人と組織と地球のための国際研究所]の川北秀人さんから、「やりたいこと」をやるのではなく、地域にとって必要なことを、地域住民と共有しながら取り組んでいくことの重要性をお話いただき、なぜ「地域コミュニティ」というフィールドで課題を調べ、その解決に取り組んでいく必要があるのかを受講生の皆さんと共有しました。
また、地域デザインカレッジの学長である田辺市長も駆けつけ、「地域のリーダーになってほしい」と受講生を激励。受講生の皆さんも半年間取り組んでいく決意を新たにされたようです。
12月21日(土)の講座最終日は「公開報告会」を予定していますので、ご関心ある方はぜひご予定の確保をお願いします!
講座概要
講師紹介
●講師 里山くらしLABO(さとやまくらしラボ)
2015年設立。静岡市の中山間地域で人口減少に対応するコミュニティづくりを行う。「第8回地域再生大賞」において特別賞を受賞。2018年「地域デザインカレッジ2018(調査・実践編)」専任講師を務める。
●講師 川北秀人(かわきたひでと)
IIHOE[人と組織と地球のための国際研究所]代表者兼ソシオ・マネジメント編集発行人
京都大学卒業後、(株)リクルート、NGO代表等を経て、IIHOE設立。NPO、市民団体、行政との協働の基盤づくりを進めている。2012~17年、「地域デザインカレッジ」コーディネーターを務めた。
日程・カリキュラム【全11回(オリエンテーション+講座10回)】
オリエンテーション |
7月13日(土)
13:30~16:30 |
学長講義(静岡市長 田辺 信宏)
講師紹介(里山くらしLABO、川北秀人)
キックオフ講義「地域に求められることに挑む」(川北秀人)
・進め方、スケジュールの説明 |
第1回 |
7月27日(土)
13:30~16:30 |
講義「数値から現状を把握する」(里山くらしLABO)
・目標設定、チーム編成 |
第2回 |
8月3日(土)
13:30~16:30 |
講義「現状を『見える化』する」(里山くらしLABO)
・地域の現状を把握 |
第3回 |
8月17日(土)
13:30~16:30 |
講義「地域の現状を比べる」(里山くらしLABO)
・現状をもとに未来を予測 |
8月~9月 自主活動(地域調査) |
第4回 |
8月31日(土)
13:30~16:30 |
地域調査の結果発表(1)
・今後に向けてアドバイス(里山くらしLABO、川北秀人) |
第5回 |
9月21日(土)
13:30~16:30 |
地域調査の結果発表(2)
講義「解決への仕組みづくり」(里山くらしLABO) |
9月~10月 自主活動(先行事例調査) |
第6回 |
10月5日(土)
13:30~16:30 |
先行事例に学ぶ(市内先行事例団体、里山くらしLABO) |
第7回 |
10月26日(土)
13:30~16:30 |
解決策の検討結果発表
・今後に向けてアドバイス(里山くらしLABO、川北秀人) |
第8回 |
11月~12月 |
調査してきたことを各地域で報告 |
第9回 |
12月14日(土)
13:30~16:30 |
各地域での報告結果の共有
・報告会のリハーサル(里山くらしLABO) |
第10回 |
12月21日(土)
13:00~17:00 |
未来へ踏み出す報告会
・公開報告会 ・講評(里山くらしLABO、川北秀人 ほか)
・修了式 |
※開講日以外に、地域調査や課題解決を試行する「自主活動」があります。
自主活動にあたっては、自治会等に協力をお願いする必要もあります。
※講座の進捗状況等により、カリキュラムを一部変更する場合があります。
申込方法【受付終了しました】
【募集要項】
《日時》2019年7月13日~12月21日のおおむね土曜日(全11回)
13時30分~16時30分(最終回のみ13時00分~17時00分予定)
《会場》主に静岡市役所清水庁舎(静岡市清水区旭町6-8)
《受講対象者》自治会、地区社協等の地域コミュニティ活動に関わっている、または
これから関わる市内在住の18歳以上の方で、講座の8割以上に出席できる方
《定員》20人(応募用紙による選考あり)
《受講料》3,000円 ※納入後の返金はできません。ご了承ください。
《こ・こ・にポイント》本講座は「静岡シチズンカレッジ こ・こ・に」の総合課程です。修了すると、「こ・こ・にポイント」が★★★(3ポイント)獲得できます。
【応募方法】※受付終了しました
2019年6月24日(月)までに市HPの申込みフォームからお申込みください。
応募用紙を郵送またはFAXで送付、直接持参することも可能です。
《郵送・持参》〒420-8602静岡市葵区追手町5-1 静岡庁舎15階 生涯学習推進課
《FAX》054-221-1758
【選考結果】
選考後、7月10日(水)頃までに結果通知を郵送いたします。
7月10日(水)を過ぎても通知が届かない場合は、生涯学習推進課までお問い合わせください。
※受講決定者は「受講決定のお知らせ」と受講料3,000円を持参のうえ、7月13日(土)のオリエンテーションにお越しください。

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本ページに関するお問い合わせ先
- 市民局 生涯学習推進課 人づくり事業推進係
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