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更新日:2024年3月19日

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奥大井

中野観音堂(御堂山観音)

平安時代中期に作られた千手観音立像をはじめとする5体の仏像が安置されており、駿河山間部における古代の仏教文化を考える上で重要な文化財であるとして、平成17年から静岡県の有形文化財に指定され、中野地区の人々によって大切に守られています。
仏像の由来については、はっきりしたことがわかっていません。地元では、先祖が井川まで背負って運んできたと伝えています。その際、里芋を食べながら峠を越えたとも言われており、観音堂のお祭りでは今でも里芋に味噌をつけた芋田楽が参詣者に振舞われます。
観音堂のお祭りは、毎年1月6日と2月7日の二晩行われます。かつては、一晩中お堂で過ごしたことから、このお祭りのことを「お籠り」(おこもり)と称しています。
そのうち1月6日は、1年に1度、御本尊が御開帳される日です。今では、6日の晩に御開帳が行われていますが、かつては一晩お籠りをしたのち、1月7日の早朝、太陽の光が差し込むわずかな時間だけ御本尊を拝むことが許されたそうです。(静岡市文化財課資料より)

基本情報

中野観音堂

中野観音堂外観

中野観音堂2

住所

静岡市葵区井川

その他

御開帳:1月6日

目的

歴史・文化