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ページID:2293
更新日:2025年2月4日
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第3期静岡市教育振興基本計画(令和5年度~12年度)~たくましく しなやかな子どもたちを育てるために~
時代の潮流や我が国を取り巻く社会経済情勢、平成27年度にスタートした「第2期静岡市教育振興基本計画」の成果と課題等を踏まえ、本市教育のビジョンと教育振興のための具体的な施策を総合的かつ体系的に示す「第3期静岡市教育振興基本計画」を策定いたしました。
目指す子どもたちの姿『たくましく しなやかな子どもたち』
子どもたちは、無限の可能性を秘めています。
その可能性を引き出し、伸ばし、これからの静岡市、さらには我が国の持続可能な発展を担う人材として育成することが、本市教育に課せられた使命です。
デジタル技術の高度化によるSociety5.0時代や、少子高齢化による人口減少社会の到来、交通網や情報技術の飛躍的な発展によるグローバル化のさらなる進展など、複雑で変化の激しい予測困難な時代に私たちは生きています。
このような「予測困難な時代」にあっても、常に夢と希望を持ち、自らの豊かな未来を切り拓く『たくましく しなやかな子どもたち』こそ、本市が目指す次代を担う子どもたちの姿です。
たくましく しなやかな子どもたちの具体的な姿の例
- (1)知識・技能のほか、柔軟に対応できる総合的な学力、豊かな心・感性、健やかな体を備えた子どもたち
- (2)いつでも、どこでも、どんな状況でも、自ら考え、主体的に行動することができる子どもたち
- (3)困難なことがあっても、チャレンジ精神を持ち、粘り強く立ち向かう力を発揮する子どもたち
- (4)自分の良さや可能性を認識しつつ、夢や希望に向かって努力し、豊かな未来を切り拓いていく子どもたち
- (5)多様な視点で物事を捉え、他人の考えを尊重し、協力し合いながら問題解決ができる子どもたち
- (6)静岡市民として、地域社会や世界で活躍するグローカルな視野・視点を持った子どもたち
計画の基本的事項
計画の位置付け
本計画は、教育基本法により、地方公共団体に策定が求められている「教育の振興のための施策に関する基本的な計画」です。
本市市政運営の最上位計画である「第4次静岡市総合計画」と連動していくとともに、幼児教育や文化・スポーツ、生涯学習など、本計画と関連する各分野の個別計画と整合を図りながら、総合的に教育の振興のための施策を推進するものです。
計画期間
本計画は、4次総に合わせ、令和5(2023)年度から12(2030)年度までの8年間を計画期間とし、各施策の取組状況などの点検評価を毎年度行うとともに、その点検評価結果を計画内容の見直しに反映することで、より効率的・効果的な教育の実現を図ります。
計画の対象
認定こども園、幼稚園、保育所、小学校、中学校、高等学校を中心として、子どもたちを取り巻く家庭、地域社会、これらを支える行政を含めた教育に関わる取組を対象とします。
※本計画では、社会教育分野に関しては、主に地方自治法第180条の7の規定に基づく教育委員会の権限に属する事務の補助執行に関する規則に基づき、教育委員会の権限に属する事務を市長部局に補助執行させる事務を対象とします。
計画の構成と進行管理
8年間の計画期間を通して実現を目指す子どもたちの姿「たくましくしなやかな子どもたち」を基本理念として掲げながら、その実現のために必要な取組を「基本的な方向性」、「施策」、「事務事業(主な取組)」の階層で体系的に整理します。「事務事業(主な取組)」については4年ごとに見直しを行う「アクションプラン」として位置付け、時代の潮流や社会変化に柔軟に対応できる構成としています。
さらに、計画の確実な推進を図るために、4つの基本的な方向性ごとに指標を設け、毎年度、その進捗度合いを確認し、計画の改善に繋げていきます。