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更新日:2025年2月10日
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空気呼吸器操法
空気呼吸器とは、ボンベの中に空気が高圧で充填されており、面体と呼ばれる顔面を覆うマスクからその空気が出て呼吸ができる資機材です。火災の煙の中はもちろんのこと、酸欠の場所や有毒ガスが充満した場所でも活動できる、いわば隊員の肺の役割を果たす消防活動上重要な資機材です。
空気呼吸器操法は、空気呼吸器を背中に背負い、活動する際にまず点検をします。その点検要領となるものです。
指揮者の号令により、全員一斉に空気呼吸器の基本操作を行います。ボンベからの空気の漏れがないか、ベルトなどに亀裂はないかを確認します。ボンベが付いている本体と面体(マスク部分)の2つに分けて、点検します。本体部分に異常がなければ背中に背負い、次の指揮者からの「面体着装」の号令を待ちます。
指揮者の「面体着装」の号令により、隊員は一斉に面体(マスク)を顔に密着させます。
面体(マスク)と顔に隙間がないかを確認し、気をつけの姿勢で待機し、隊長の点検を受けます。
これでボンベの背負いから、面体着装までの一連の動作が完了しました。指揮者が、一人一人に異常がないかを点検します。