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更新日:2025年2月12日
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クーデター後3年を迎え ミャンマーにおける民主的な政治体制の早期回復を改めて求める静岡市議会のメッセージ
2021年(令和3年)2月1日にミャンマーにおいて発生した国軍によるクーデターから3年が経過したが、ミャンマー国内では軍による非常事態宣言が繰り返し延長され、いまだ事態の改善に向けた動きが見られない状況にある。
アウン・サン・スー・チー国家最高顧問をはじめとする政府要人の多くが依然として拘束され続けているほか、ミャンマー国内における戦闘の激化により多数の民間人が死傷するなど人道危機がいっそう深刻化しており、こうしたミャンマー国内の情勢は、本市に住むミャンマー人の方々にも大きな不安を与え続けている。
我が国は、クーデター以降、ミャンマー国軍に対して、暴力の即時停止、被拘束者の解放、民主的な政治体制の早期回復について、具体的な行動を取るよう一貫して求めるとともに、事態打開に向けたASEAN東南アジア諸国連合の取組を支持してきた。また、本市においてもミャンマー人の方々により、ミャンマーの平和と民主主義を取り戻すための活動が続けられており、本市議会ではこうした方々を支持するため2021年(令和3年)12月に、「ミャンマーにおける民主的な政治体制の早期回復を求める静岡市議会のメッセージ」を発表した。
本市議会では、クーデターから3年が経過するのを機に、自らの自由と人権、民主主義を取り戻すために声を上げ行動を続けているミャンマー国民の活動を引き続き支持していくことを改めて表明するとともに、ミャンマーにおいて民主的な政治体制が早期に回復され、一日も早く平和が取り戻されることを強く念願するものである。
令和6年(2024年)2月1日
静岡市議会議長 井上 恒彌