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更新日:2024年6月28日
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なぜ、消防団が必要なのでしょうか?
現在の建物や街は防火のための対策が数多くとられ、非常に快適な生活が送られるようになりました。しかし、多様化する都市形成の中で我々を取り巻く環境は、今までに考えられなかったような事故や災害を生み出し、その被害は我々の予想をはるかに超えるものとなっています。また、発生が危ぶまれている南海トラフ巨大地震等の大規模災害に対する市民の関心は非常に高く、一層の防災対策の充実が望まれています。
このような環境の中で、関係機関は積極的に防災対策を推し進めていますが、十分とは言えません。地域防災力の強化のために、地域防災のリーダーとして地域に根ざす消防団の特性を活かした活動に今、大きな期待が寄せられています。
1広域な守備範囲を活かした迅速な活動
消防団は市街地や山間地を問わず、市内全域を網の目のように網羅しています。そのため、誰よりも早い災害対応が可能です。
2多量の人員を駆使した活動
地震、山火事、台風等の大規模災害時には消防団の持つ多量の動員力は欠かすことができません。
3地域に密着したきめ細やかな活動
消防団はその地域に居住する人達で組織されているため、町内の建物や道路、河川の状況等を常日頃より把握しており、いち早く危険を察知できる他、町内居住者の顏や健康状態などにも精通しているため、きめ細やかな災害防ぎょ活動が可能です。平時においても、地域に密着した防災訓練・応急手当指導や防火パトロール等により、地域防災力の底上げに貢献しています。