印刷
ページID:51793
更新日:2024年12月26日
ここから本文です。
"学校・地域ひとつなぎ"コーディネーター養成講座
- 子どもたちの成長を地域全体で支えるために、学校と地域をつなぐコーディネートや放課後の居場所づくり、地域人材のネットワークづくりなどを推進する人材を育成します。
- 修了後は、学校応援団活動や放課後子ども教室など、地域ぐるみで子どもを育む活動を支える地域学校協働活動推進員などとして活躍していただくことを想定しています。
- 令和6年度24名が、講座を修了しました。
講座レポート
第6回(12月18日)
最終回では、これまでの講座内容を参考に作成してきた「学校応援団の活動アイデアシート」について、グループ内での発表と意見交換を行いました。どのグループも非常に活発な意見交換が行われ、受講生がお互いのアイデアや思いを認め合う姿が見られました。
その後、静岡大学の島田先生より「講評・まとめ」として、つながりの活用やコーディネーターに必要な資質や能力について、お話しいただきました。
これで今年度の講座は終了です。受講された皆様、ありがとうございました。
受講生の感想
- 本当にいろいろな立場やお仕事の方々が学校教育を支えたいと思って活動していらっしゃるのだと実感しました。
- 地域のつながりが強くなることで、子どもたちや地域の人が楽しく生活できるといいなと感じました。
- 課題への対応、解決するため、問題意識の共有と地域の人々のとの力・協力が必要であることを強く感じました。
- 子育てが終わり、久しぶりに関わった学校のことは全て新しい発見でした。
第5回(11月20日)
第5回目は、ことのは塾の山梨さんより、ボランティア活動には欠かせない「お便り」の作り方について、講義とお便りを作成するワークショップを通して学びました。「人が動くお便り」を目指して、どのような活動が考えられるか、何を発信したいか、必要な情報は何か、どのような表現が人を惹きつけるのか…などを話し合い、グループで1枚のお便りを完成させました。
受講生の感想
- 募集するターゲットを絞り込むことで、チラシやポスターのメッセージ内容が変わることが分かりました。
- 文字の大きさ、心に訴える伝え方にはテクニックがあることが分かりました。
- 短く分かりやすいキャッチコピーを付けることの必要性を感じました。
- お便りの作成を練習してみようと思いました。
第4回(10月23日)
前半は、統括的な地域学校協働活動推進員の平井さんより、学校からの依頼を受けて地域のボランティア人材を集める際のポイント、統括的な推進員の苦労ややりがいを実践をもとにお話しいただきました。
後半の山本さんからは、ご自身のNPO等でのご経験を基に、地域の様々な団体・人と学校とをヨコグシでさすことがコーディネーターとしての役割であり、そのために大事にする必要がある「ひとつなぎマインド」等についてお話しいただきました。
受講生の感想
- 「何でも知っている人より何でも考える人に!」視点を変えるということが自分にも響きました。
- ノウハウを教わり参考になりました。苦労話ややりがい等を聞いて、大変よかったです。
- 「ひとつなぎ」とはどういうことなのか、その価値やおもしろさ、人と人とのつながりをどう地域に生かしていくのか、様々なことを改めて考えることができました。
- いろいろな人と関わりながら、いろいろな人の立場で考えていくことが大切だと思いました。
第3回(9月20日~10月16日)
第3回目は受講生が全3回(3校)に分かれて放課後子ども教室の視察を行いました。児童やサポーターの人数、活動場所や回数など、学校ごとに環境が異なるため、地域学校協働活動推進員や実行委員会が創意工夫を重ねて子どもたちの放課後の居場所づくりを行っている様子を間近で見ることができました。
受講生の感想
- 子どもが楽しみにしているのが分かり、よい雰囲気で活動をしていました。
- 子どもが生き生きと活動していて、子どもたちにとって幸せなことだと思いました。
- 地域の方のつながりによって支えられている活動だと思いました。
- 推進員さんのマネジメント能力の高さを感じました。
第2回(7月31日)
学校と地域との連携・協働体制の在り方について理解を深めることを目的に、教職員や統括的な地域学校協働活動推進員とともに「学校・地域連携研修会」に参加しました。
まず、南中学校前校長と南中学校統括的な地域学校協働活動推進員より「南中学校グループの小中一貫コミュニティ・スクールの歩み」と題し、子どもたちの学びを支えるコミュニティ・スクールに向けての学校や統括的な推進員の連携した取組について事例紹介をしていただきました。
その後、静岡大学の島田先生より「『コミュニティ・スクール』の活用―『経路依存性』を乗り越えるー」と題し、学校運営協議会における熟議について具体的な事例を交えながら、お話しいただきました。
受講生の感想
- よい取り組みを違う学区同士で共有できる仕組みが作られるといいなと思いました。
- 地域側のメリットの見える化と発信の重要さに対する指摘が印象に残りました。
- 南中グループ小中一貫コミュニティ・スクールの歩みでの生徒の変化が興味深かったです。
- 私には何ができるのか考える時間となりました。
第1回(7月17日)
今年度の“学校・地域ひとつなぎ”コーディネーター養成講座が25名の受講者とともにスタートしました。
はじめに、教育総務課から「コミュニティ・スクール」や「地域学校協働活動」について、制度や静岡市の取組など基礎的な説明を行いました。次の島田先生の講義では、「対人関係専門職としてのコーディネーター」について、受講生が自己分析やグループワークを行いました。新旧の教育基本法を比較しながら時代の変化を読み解き、地域学校協働活動の仕組みや必要性について理解を深めました。
受講生の感想
- 言葉だけを知っていて、実際の内容や実態について全然知らなかったことを実感できました。
- 5人グループ討議で各地域、各立場の方々の話を相互に聴くことは楽しく、興味深かったです。
- 日頃参加している放課後子ども教室についてもより深く知ることができました。
参考:受講生募集時の情報
募集定員
30人
- 原則市内在住の方
- 全日程を受講できる方
- 講座終了後に活動する意欲のある方
申込期間終了後、選考結果をお知らせいたします。申込者が多数の場合は、書類選考をさせていただきます。
申込方法
6月28日(金曜日)までに、申込フォーム(外部サイトへリンク)から、お申し込みください。
または、申込書(ワード:56KB)に必要事項をご記入の上、「お問い合わせ先」へ郵送・FAX・持参でお申し込みください。
講座概要
第1回
日時:7月17日(水曜日)13時30分~16時30分
会場:浪漫館14階(清水区港町2丁目10-1)
- オリエンテーション
- コミュニティ・スクール、地域学校協働活動概要説明
- 「地域学校協働活動、コミュニティ・スクールとは?」
講師:静岡大学教育学部准教授島田桂吾氏
第2回
日時:7月31日(水曜日)13時30分~16時30分
会場:静岡市役所清水庁舎3階「ふれあいホール」(清水区旭町6番8号)
- 「学校・地域連携研修会」へ参加
講師:静岡大学教育学部准教授島田桂吾氏、実践発表者:静岡市立南中学校前校長長尾剛史氏、実践発表者:統括的な地域学校協働活動推進員宮下教子氏
第3回
期間:9月~10月
会場:視察先の各学校
- 放課後子ども教室の視察・インタビュー
第4回
日時:10月23日(水曜日)13時30分~16時30分
会場:浪漫館14階(清水区港町2丁目10-1)
- 「学校ニーズを地域のやる気につなぐには」
- 「子どもの安全を守る」
講師:認定NPO法人しずおか環境教育研究会前理事長山本由加氏、実践発表者:統括的な地域学校協働活動推進員平井暁子氏
第5回
日時:11月20日(水曜日)13時30分~16時30分
会場:浪漫館14階(清水区港町2丁目10-1)
- ”伝わる”おたよりのつくり方
講師:ことのは塾代表山梨栄司氏
第6回
日時:12月18日(水曜日)13時30分~16時30分
会場:浪漫館14階(清水区港町2丁目10-1)
- 「アイデアを全員で共有」
- 「ふりかえり」
講師:静岡大学教育学部准教授島田桂吾氏
参加費など
無料
- 各会場までの交通費は各自でご負担ください。
- お車でお越しの場合は、周辺の有料駐車場をご利用ください。
その他
本講座は「静岡シチズンカレッジこ・こ・に」の地域チャレンジ学部の講座です。
「こ・こ・にポイント」は★★(2ポイント)です。