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更新日:2025年11月12日
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10月17日 高校生との意見交換会(静岡市立高校)
静岡市立高校とは、今回で9回目となる意見交換会を開催しました。
議会からは、山根田鶴子議長と、議員6名が、高校からは、1~2の生徒16名が参加しました。
生徒と議員が3つのグループに分かれ、「地元に残る?県外に出る?高校生が考える静岡市での将来」「投票率を上げるには何が必要か?」の2つをテーマに、ディスカッションを行いました。
「投票率を上げるには何が必要か」のテーマでは、生徒から「政治は自分の生活に関わることなのに、投票をしない、意見を言わないのはおかしいと思う。」「家族が毎回必ず投票に行っているので、投票が身近な存在である。」といった積極的な意見がある一方、「18歳で投票しろと言われても、誰が何をしているのか分からないので難しい。」「政治と日常生活のつながりが見えず、投票にも興味がなかった。投票して何が変わるのかも分からなかった。」といった戸惑いを感じる意見がありました。これに対し、議員から「どうしたら投票に行くようになると思うか。」という問いが投げかけられると、「投票所はどうなっているのか、小中学生のうちから体験させるのはどうか」「学校の授業の中で具体的に政治の状況を取り上げる必要があるように思う。」「家で投票ができるシステムがあれば、もっと投票率は上がると思う。」といった意見が出されました。
また、議員からは、「何党が良い、悪いという話以前に、個別の問題について日常的に議論する環境が、日本では非常に希薄だと感じる。様々なテーマについて、日常生活の中で議論しやすい社会にすることも必要だと思う。」「生活は政治に繋がっており、関心の入り口として、まずは米価格の高騰など身近なところから入っていけば良い。生きていること自体が政治であり、特別ではないことを皆さんに理解してほしい。」といったコメントがありました。
そのほかのテーマについても、活発な意見交換が行われました。

その他高校生の声を抜粋して紹介します!
地元に残る?県外に出る?高校生が考える静岡市での将来
- 静岡が好きだから地元に残りたい。地域の中小企業に就職して静岡を盛り上げたい。
- 自分は東京の大学に行きたいが、家族は地元の大学がいいと言っており、迷っている。志望する学部は、東京の大学の方が取れる資格の幅が広く、人脈も広げるには東京の方が良い。
- 県外に出たいと思っているが、就職した際に給料が良いなど、充実した環境であれば静岡に残る。
- 静岡にはエスパルスなどのプロスポーツチームがあり、地元への愛着を持ちやすいような環境にあると思う。行政が働きかけて、盛り上げていくような形になっていくといいと思う。
- 大学進学で一度県外に出たとしても、最終的に静岡に帰り、地元のお祭りなどを次の世代に継承したい。
- 人口減少を止めたいというテーマで勉強しているが、静岡市の魅力を考えたときに、遊ぶところが少ないという意見がある。観光客も静岡市民も楽しめる場所があると良いと思う。
学校生活、教育について
- 投票所が限られており、期日前投票にもわざわざ時間をかけて遠くまで行こうと思わないことが投票率が低い原因に思う。
- 半ば強制的に選挙に関する情報をくれるようなものがあると良い。
- 国政だと全国ニュースで取り上げられるが、県政や市政だと地元メディアに限られるため、そもそもの情報が少ない。
- 投票所でも政党ごとの政策や公約などを分かりやすく示してくれたら良い。
- 若者が皆SNS等で自身が思ったことを書き込んでいるようなイメージがあるが、そういったことをしているのは実際は少数派で、みんなが自分の意見を公に出すようなことをしていないのではないか。
- 特典があれば投票率が上がると思う一方、そのせいで選挙に興味が無い人が適当に投票してしまうのも問題だと思う。