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更新日:2025年1月8日
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12月23日 高校生との意見交換会(静岡雙葉中学校・高等学校)
静岡雙葉中学校・高等学校とは、昨年度に引き続き3回目の意見交換会を開催しました。議会からは議員6名が、学校からは、高校1,2年生8名、中学3年生6名の14名が参加しました。
生徒と議員が3つのグループに分かれ、「身近な地域の課題について」「人手不足の深刻化」「環境面についての課題」の3つをテーマに、ディスカッションを行いました。
「身近な地域の課題について」のテーマでは、生徒から「清水駅前銀座商店街がシャッター街になっている。若い人たちが来るためにはどうしたらいいか。」 「観光や防災の面から電柱の地中化を進めるべき。費用対効果についても検証が必要」「不燃ごみや粗大ごみを捨てたいときにすぐ捨てられないため、ごみステーションを設置したらどうか。ただし、不法投棄が増える可能性があるため、身分証明書の提示や防犯カメラの設置等が必要」などの意見がありました。それに対し議員からは、「商店街の空き店舗やアーケードを活用して子どもの遊び場とすることで、雨の日でも親子で楽しむことができる場所にしようとしている。」「商店街などに出店する際の補助や、お店をやりたい人と店舗を貸したい人のマッチングをする仕組みなどの検討が必要」「家庭ごみ、事業系ごみ、資源ごみなど様々なごみがあるため、まずは、捨てる際のルールなどについて考えていくことが大事。」「まちづくりには多様な視点、手法が重要。電柱すべてを地下に埋めるのではなく、一部の電柱のみ残すという方法もある。施策を進める場合でも、静岡市にあった進め方を見つけることも重要。」などの提案、意見がありました。そのほかのテーマについても、活発な意見交換が行われました。
その他高校生の声を抜粋して紹介します!
身近な地域の課題について(1.ゴミステーションについて、足久保地区の山崩れについて2.空き家について、図書館について3.電柱の地中化について)
- 市立中央図書館は、特に土日祝に駐輪場や駐車場が混雑する。誰もが使いやすい図書館にするため、駐車場の拡張と利用時間の制限を提案する。
- 足久保地区の山崩れについて、崩れた山肌を修復するか、崩れかけた山をコンクリートで固める。また、フェンスの設置など、家の方に流れてくる可能性もあるのでそれを防ぐ工夫も必要。足久保地区以外にも危険な状態の山があると思うので注意してみてもらいたい。
- 無電柱化の費用を捻出するためにふるさと納税に力をいれることが有効だと思う。
人手不足の深刻化(1.バス運行における2024年問題2.命を繋ぐ地域の医療従事者不足3.少子化社会の子育て環境の改善)
- 医療関係の資格を取っても静岡に戻ってこない人が多い。都市部で働く人材を静岡に戻す取組が重要。オンライン診療を加速していく必要もあると感じている。
- バス運転手の労働環境の健全化、時間外労働制限をすると、運行数の減少が進み、バス会社が撤退してしまう可能性がある。乗車賃の値上がりも懸念される。
- DX化が進むと良いが、バス会社も経営が厳しく、経費がないのでは。人手不足もあり、根本的な解決策が見つからない。
- 若い年齢での結婚、出産ができるよう、子育て支援の充実、働き方改革、妊娠出産への支援が必要。
- 知り合いの医療従事者は本当に多忙。家庭を持っている方は、家族と過ごす十分な時間がなく、家庭を持ちたくても持てない人もいる。働き方改革が必要だと思う。
- 保育園が人手不足で子どもを預かれないことは少子化対策の大きな問題である。保育士は責任のある大変な仕事。責任に見合った給料にすることが大切。
環境面についての課題(1.リニア新幹線とSDGsについて2.街路樹と交通の安全性について3.災害時に予想される障害をなくすために4.子供と街が共生するための公園)
- 地域の防災訓練にも参加しているが、訓練内容の形骸化を危惧している。意味のある防災訓練をすべき。
- リニア新幹線の推進により、日本の経済発展、技術力発展が進むと思う。
- 環境破壊が懸念される一方、リサイクルされた素材がリニア新幹線の車体に使われているということを知る機会があり、SDGsが推進されている面もあると思った。
- 今の子どもは屋内での遊びが多いが、外遊びで学ぶこともいっぱいある。大規模な遊具や子どもを見守れる環境をつくる。また、涼しく遊べる公園も大事。街と子どもがもっと密接になる公園が必要。
- 静岡市は自転車を利用する人が多いが、大人、子ども問わずマナーが悪い人が多いと思う。自転車の交通ルールやマナーを学ぶ機会をもっと増やした方がよいと思う。
- 街路樹が歩道に飛び出しており、通りにくい道がある。景観のために街路樹を植えることは賛成だが、設置場所を見直す必要があると思う。