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更新日:2024年2月15日
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令和元年度『避難所等の応急危険度判定における参集・情報伝達訓練』を実施しました!
令和元年9月3日(火曜日)、令和元年度 静岡市総合防災訓練『避難所等の応急危険度判定における参集・情報伝達訓練』を実施しました。今年度は防災訓練が平日の開催でしたので、事前割当判定士の参集訓練は実施せず、建築対策支部職員の対応手順の確認、地区支部や区本部と連携した情報伝達方法の確認及び災害協定団体との連携体制の確認に重点を絞って訓練を実施しました。
訓練概要
1 目的
大規模地震発生時において早期の開設が望まれる避難所、救護所等について、いち早く応急危険度判定を開始するために、平成29年度より体制を整えた「事前割当方式による避難所等の応急危険度判定」について、災害協定団体判定士及び地区支部員(市職員)、建築対策支部配備職員(市建築部職員)を対象に参集・情報伝達訓練を行い、事前割当方式の体制について実効性を高めることを目的とする。
2 日時
令和元年9月3日(火曜日) 8時30分から
3 参加者
- (1)建築対策本部及び各区建築対策支部配備職員
- (2)各地区支部員、各区本部職員
- (3)災害協定団体判定士
4 内容
- (1)地区支部員は事前割当判定士が地区支部に参集したと仮定して、参集状況及び判定結果を区本部あてに情報伝達
- (2)災害協定団体判定士は建築対策支部(区役所)へ参集し、建築対策支部配備職員の指示のもと指定された地区支部へ移動し、情報伝達及び模擬判定を実施
- (3)建築対策支部配備職員は各地区支部からの判定開始及び判定結果の連絡をもとに参集状況及び判定状況を把握し、建築対策本部へ情報伝達を行い、模擬的に判定士の不足するエリアへ災害協定団体判定士を派遣
訓練風景
建築対策支部配備職員が庁舎の模擬判定を実施
衛星電話を設置し、建築対策支部を開設
災害協定団体判定士が建築対策支部へ参集
各地区支部からの報告状況をマッピングで把握
防災倉庫から判定用リュックを取り出し、中身を確認
実際の避難所で模擬判定を実施
地区支部員は、判定士が地区支部に参集したと仮定して、判定開始及び判定結果をFAXもしくはメールにて区本部あてに送信し、情報伝達の方法を確認することができました。
災害協定団体判定士は、区役所に参集してから建築対策支部員が指示した地区支部へ移動し、応急危険度判定を行うまでの一連の流れを確認することができました。また、今年度判定資機材に追加した双眼鏡を使用して避難所の模擬判定を行い、建物の高いところの損傷についても調査をする練習ができました。
建築対策支部配備職員は、建築対策支部の開設、災害協定団体判定士の受け入れ及び参集状況、判定状況の情報伝達について対応手順の確認ができました。また、各地区支部からの報告をもとに災害協定団体判定士を事前割当判定士の不足する地区支部に派遣する体制の確認ができました。
参加者の声
災害協定団体判定士
- 昨年度も参加したが、判定活動の体制を定期的に確認するために今後も参加したい。
- 損傷度等の判定に不安があるので、判定士手帳(判定マニュアル)が判定用リュックに入っていると助かる。
- 建物内部を判定する際に、暗くても判定ができるよう、ヘッドライトがあるとよい。
- 高い箇所の判定のために、打診棒があるとよい。
- 発災時は区役所から派遣される地区支部への道のり等も含めて指示があると助かる。
- 判定活動の手順について、動画で分かるものがあると助かる。
市職員
- 一部の地区支部では判定開始及び判定結果の報告メールに不備があった。
- 地区支部から判定開始及び判定結果の報告がメールで送られた場合、区本部でプリントアウトするのに手間と時間がかかった。