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もったいない!「食品ロス」
食品ロスとは?
食品ロスとは、食べられることなく捨てられてしまっている食べ物のことです。
日本では、年間約523万トン(農林水産省令和3年度統計)もの食品ロスが発生しています。
これは、飢餓に苦しむ国に対する全世界からの食糧援助量(2020年で年間約420万トン)の約1.24倍の量で、日本国民1人1人が毎日お茶碗1杯分(約114g)の量のごはんを捨てているのと同じことになります。
私たちは、食料の多くを輸入により得ている一方で、大量の食べ物を捨ててしまっています。
食品ロスを減らすためには「もったいない」精神を持ち、食べ物を無駄にすることなく、大切に消費していくことが重要です。
食品ロスの現状
年間の食品ロス523万トンは、家庭・事業者から約半分ずつ発生しています。
家庭から出る食品ロス
- 料理や食品を食べ残して廃棄したもの(食べ残し)
- 期限切れや、買いすぎてしまったことにより使い切れずに廃棄したもの(直接廃棄)
- 調理の際に食べられる部分まで捨てられたもの(過剰除去)
事業者から出る食品ロス
- 飲食店にて食べ残されたもの
- 売れ残り、余剰在庫、規格外
資料:農林水産省 日本の食品ロスの状況(令和3年度)
今日からできる!食品ロス対策
静岡市では、生ごみ減量の観点から、生活の様々な場面で食品ロスを減らすための取り組みを行っていきます。
ここでは、食品ロス削減のために、私たちができることを紹介します。
買い物のとき
- 事前に冷蔵庫の中身を確認して在庫を確認しましょう。
※特に野菜や生ものなどの傷みやすい食材をチェックしましょう! - 保存の仕方もひと工夫しましょう。
※まとめ買いをしたときは、1回に使う量に分けて冷凍保存も活用しましょう!
料理するとき
- 残っている食材から使いましょう。
※献立を考える際は、残っているものを優先的に材料に加えましょう! - 食材の使い切り、料理の食べきりをしましょう。
※野菜の皮は過剰に除去せず、料理は食べきれる分だけ作りましょう!
〇「賞味期限」と「消費期限」の違いとは?
- 賞味期限=「おいしく食べられる期限」
- 消費期限=「食べても安全な期限」
※賞味期限はあくまで目安です。期限を過ぎてもすぐに捨ててしまわず、自分の五感を使ってまだ食べられるかどうか判断しましょう。
「30・10(さんまる・いちまる)」運動に取り組みましょう!
「30・10運動」とは、宴会では、最初の30分間と最後の10分間は食事を楽しみ、食べ残しを減らす行動のことです。
乾杯の後に席を離れてお酒を注ぎあったりしているうちに、お開きの時間が来てしまって、料理にあまり手を付けられずに帰ってしまったなんていう経験をされた方もいらっしゃると思います。
食べ残しによる食品ロスを減らすため、「30・10(さんまる・いちまる)」を合言葉に、料理を残さずおいしく食べきりましょう!
おいしく食べきるための5つのPoint
- 適量を注文しましょう!人数やメンバーをふまえて食べきれる量を注文
- 幹事さんから声かけ!″残さずおいしくいただきましょう!″
- 食べきりタイム!開始30分と終了前10分は席について料理を楽しもう!
- 食べきれないときは、みんなで分け合おう!
- ごちそうさま!食べ残しがないかみんなでチェック!