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更新日:2025年2月10日

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清水庁舎の耐震について

受付日: 2025年1月27日

Q.質問

1.南海トラフ級の地震が起きた際、清水庁舎は中破、そしてその後の余震によって大破になるとのことですが、中破および大破とは具体的に庁舎がどのような状態になることをいっているのでしょうか。

2.地震が起きた際、1階から4階の市民、職員は5階に避難とありますが5階に行くには階段しかありません。
階段がどのような状態になるか想定しているのでしょうか。
おそらく階段は瓦礫等で使用できなくなる可能性がありますがそのような場合どう対処することになるのでしょうか。

3.仮に5階に避難できても余震はすぐやってきます。
その場合、5階以上にいる市民、職員はどうなってしまうのでしょうか。
大破というものが庁舎の原型を保たれないとすると生命の危険性大です。
死亡者が多数でることが予想されますが、静岡市はどう責任をとってくれるのでしょうか。

A.回答

1.令和5年度に実施した耐震性解析によって清水庁舎は、最大1.6/100の層間変形(注1)が見られ、正確な建物被害の状態を予測することは不可能ですが、被害の程度としては「中破」程度の被害が出ることが想定されます。
このことから、清水庁舎は、本震直後の崩壊は免れるため、地震直後の退避は可能となる状況と認識しています。
その後の余震によって大きな被害を受けて「大破」に至り、安全確保が困難になる可能性がありますが、診断結果による有識者からの見解では、「余震によって大きな被害を受ける可能性はあるものの、特定の階が潰れてしまうような被害、いわゆる層崩壊に至るとまでは言えない」というものでした。
(注1)層間変形とは、地震による水平力により、建物が変形した時の階(層)ごとの変形のこと。
【参考】一般社団法人日本建築構造技術者協会作成のパンフレットでは、鉄筋コンクリート造の場合(※清水庁舎は鉄骨鉄筋コンクリート造)の地震による建物の状態が示されています。
このパンフレットによると、中破は、「耐力に影響する変形が残り、余震により大破に至る危険性がある。仕上材等は相当の損傷を受け、脱落する可能性がある。」大破は、「余震により倒壊する危険は非常に高い。仕上材等は広範囲にわたり損傷を受け、脱落が生じる。」と記載されています。(管財課)

2.南海トラフ地震が発生した場合、静岡県の被害想定では地震発生から15~20分程度で庁舎に津波が到達することが見込まれています。また、津波警報等が発表された場合、屋外への避難誘導はできないことから、清水庁舎の避難計画においては、職員が避難経路の安全を確認したうえで、市民の皆様をできる限り速やかに上層階へ避難誘導することとしています。
また、階段や避難経路が瓦礫等により一部では使用できなくなることも想定されますが、その想定のもと、避難経路の確認と併せて避難に支障となる瓦礫等を排除して避難誘導できる体制を整えており、市民の皆様には少しでも安全な場所に避難していただけるように努めていきます。(清水区地域総務課)

3.耐震性解析では、4階以下の変形が大きい結果となりましたが、『1.』でも回答しましたとおり、特定の階が潰れてしまうような被害、いわゆる層崩壊の危険性は低いものと考えています。
また、市民や職員の安全確保については、庁舎内の書棚の固定、物の落下や転倒への備えを行うとともに、避難計画の見直しを行い、避難路確保の徹底を行いました。(管財課、清水区地域総務課)

お問い合わせ

財政局財政部管財課庁舎整備室

葵区追手町5-1 静岡庁舎本館1階

電話番号:054-221-1602

ファックス番号:054-221-1015

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