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更新日:2025年1月31日

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清水区の施設建設等について

受付日: 2024年11月29日

Q.質問

人口が減少している清水区における施設建設のこれからについてどのように考えていますか。

A.回答

平成15年の旧静岡・清水両市の合併以来、清水区においても政令指定都市としての都市経営を行うための基盤を整備してきました。
例えば、旧清水清掃工場の老朽化への対応のため、西ケ谷清掃工場の再整備を行ったり、雨量の影響を受けやすい興津川水系へ安倍川水系から送水を行う送水管を整備するなど、快適な生活環境の実現のための基盤整備を行なってきました。
また、清水地区の小中学校校舎・体育館の耐震化や清水文化会館マリナートの整備といった教育文化施設の充実、JR清水駅西口地区の区画整理事業や港町第二地区の市街地再開発事業など、高次都市機能の集積といった整備を図ってきました。

一方、静岡市の人口は1990年をピークに減少しており、とりわけ清水区の人口減少は著しい状況です。
静岡市独自の推計では、2024年6月時点の清水区の人口は224,260人ですが、現在のペースで人口減少が続けば、2050年には、146,215人と現在の65%まで減少することが見込まれています。

清水区は、都市的側面を有しながら、富士山を望み、日本一深い駿河湾を有するという、他にはない貴重な自然と美しい景観を有する街です。
この清水区の素晴らしい魅力を活かしながら、人や企業が集積するまちづくりを行うことで、清水区は大きな変貌を遂げ、人口減少に歯止めをかけることができると考えています。

清水港湾エリアの日の出地区では、クルーズ客船が2隻接岸できる岸壁が完成し、エスパルスドリームプラザの新館がオープンしたほか、海洋・地球総合ミュージアムの整備が進んでいます。
また、江尻地区では、2025年春に、JCHO清水さくら病院の開院、駿河湾フェリーの発着場の移転、河岸の市のリニューアルが予定されており、インバウンドを含む来訪者はこれからさらに増加すると見込んでいます。

そして、ENEOS株式会社清水製油所跡地には、約15haの広大な敷地を活用して、スタジアムを核としたまちづくりを行うことを検討しています。
採算性のあるスタジアム経営を行うためには、スタジアム内外に商業・オフィス・宿泊等の機能を複合化することが有用です。
現に、令和5年3月に開業した北海道北広島市のFヴィレッジでは、来場者数は年間で約350万人であり、そのうちの約140万人が野球観戦以外を目的に来場しているとの調査結果が報告されています。

このような事例を見ても、JR清水駅前と立地が良く、富士山や駿河湾といった美しい眺望を有するJR清水駅東口周辺でまちづくりを行うことは、大きな集客が期待できると考えています。

もっとも、このような大規模開発は、市単体で行うことは難しく、民間投資が不可欠です。
現在は、民間事業者がこの地区に魅力を感じ、投資をしようと思って頂けるよう、事業の熟度を高めているところです。

大規模なプロジェクトを推進するためには、関係法令への対応や、関係者との合意形成に時間を要します。
しかしながら、清水区の人口減少は待ったなしの状況であり、早急な対応も必要です。

そこで、社会効果を早期に発現するために、既存ストックや遊休施設を活用し、地域に活力をもたらす取組も併せて行っています。
例えば、清水駅前銀座商店街の空き店舗やアーケード下の空間を活用した子どもの遊び場を整備したり、既に廃校となっている旧清水西河内小学校を活用し、地域活性化を担う機能を有する施設を展開するため、運営を担う民間事業者の公募を行っています。

清水区は素晴らしい街であり、今後さらに魅力が高まる街だと思っています。
清水区の魅力を高める投資を行っていくことで、人口減少に歯止めをかけたいと考えています。

お問い合わせ

総合政策局企画課 

電話番号:054-221-1002

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