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更新日:2025年2月7日
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国登録有形文化財 旧高木家住宅(次郎長生家)
次郎長生家外観
次郎長生家は、江戸期は渡世人、明治期は社会事業家として活躍した清水の次郎長【文政3年(1820)~明治26年(1893)】が生まれた家として知られています。
清水次郎長こと、本名山本長五郎は、商家である高木三右衛門の次男としてこの家に生まれましたが、母親の弟で200mほど離れた同じ通りの米屋・甲田屋を営んでいた山本次郎八の養子に出されました。次郎八のところの長五郎ということで「次郎長」と呼ばれました。次郎長生家のある清水区美濃輪町は、清水港の発展を支えた廻船問屋が立ち並んでいた上一丁目、上二丁目、本町、そして仲町(清水町の妙慶寺付近)に続く位置にあり、幕府の清水御米蔵(現在の清水小学校付近)に通じる街路を形成し、町屋が連続していました。次郎長生家は、美濃輪町の通り(現在の次郎長通り)に面し、通りと巴川に挟まれた場所にあり、清水港の歴史を物語る位置に存在します。
次郎長の生まれた家として有名ですが、清水港の発展を根本から支えた一般の商人の家として、この建物が残されたことは貴重であり、国登録有形文化財の登録基準の「一国土の歴史的景観に寄与している」として、平成30年3月27日、国の登録有形文化財に、登録されました。次郎長生家は、以前より来訪者用施設として、一般公開されておりましたが、耐震化工事を行い、平成29年7月にリニューアルしました。
施設情報
所在地 |
静岡市清水区美濃輪町4ー16 |
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電話番号 |
054-353-5000 |
開庁・開館時間 |
<平日>午前10時00分から午後4時00分 |
閉庁・休館日 |
毎週火曜日・火曜日が祝日の場合は翌平日 |
駐車場 |
駐車場あり |
アクセス |
JR清水駅西口3番のりばからしずてつバス三保山の手線「港橋」下車。徒歩5分。 |