有東木の盆踊 印刷用ページ

最終更新日:
2023年8月14日
ユネスコ無形文化遺産 令和4年11月30日登録※「有東木の盆踊」を含む「風流踊」計41件が登録されました。
国指定重要無形民俗文化財 平成11年12月21日指定
 
 市街地から安倍街道を北上し、梅ヶ島地区に差し掛かる手前で右に折れて、更に山道をさかのぼると、有東木にたどり着きます。
 有東木に伝わる盆踊りの特徴として、
  1 男踊りと女踊りに分かれる
  2 踊りの輪の中に華麗な灯籠が出る
  3 最後にムラの辻まで踊りながら向かい先祖を送り出す
などがあげられます。盆に先祖を迎えて、ともに踊りあかし、最後に先祖を送り出す、という盆踊りの本来的な意義を今に伝える貴重な民俗芸能といえるでしょう。
 現在伝承している踊りは、男踊り10演目、女踊り13演目です。伴奏は太鼓のみで、踊り手がササラやコキリコといった古い楽器を打ち鳴らしながら歌い踊ります。また詞章には、近世初期に成立したと考えられるものも多く、その内容は、恋の歌や豊作を祈るものなどで構成されています。

基本情報

台風7号の接近に伴い、令和5年は「中止」となりました。
【保存団体】 有東木芸能保存会
【実施日】   8月15日 18時30分頃から
【会場】    東雲寺境内(葵区有東木)
【アクセス】  バス 「安倍線」(有東木行) 「有東木」下車
         車   市街地より約1時間
有東木の盆踊り 灯篭
有東木の盆踊り 男踊り
 
~みどころ~ 
 最後の演目は「なぎなた踊り」です。この踊りだけは二列になり、向かい合って踊ります。曲調は力強いものですが、最後のひと踊りということもあり、どこか寂しげな旋律が会場に響きます。有東木の人々は「盆踊りはご先祖さんと一緒に踊るもの」と語りますが、見ている私たちにもそうした踊り手たちの想いが伝わってくる演目です。
 踊り終えた人々は、対した相手と握手をかわします。その晴れやかな笑顔は、盆踊りが有東木の人々にとっていかに大切なものであるかを物語っています。
  

「有東木の盆踊」を含む「風流踊」のユネスコ無形文化遺産登録決定

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