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ページID:5062
更新日:2025年3月5日
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由比北田の天王船流し
記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財
平成26年3月10日選択
「由比北田の天王船流し(ゆいきただのてんのうぶねながし)」は、毎年7月海の日の前の土曜日に清水区由比北田の津島神社で行われる疫病除けの民俗行事です。
祭りの1週間前の日曜日、地区の人たちによって麦ワラと竹を材料に全長4メートルほどの「天王船」が製作されます。
祭りの当日、天王船の帆柱(ほばしら)の頂には「ゴヘイ」といわれる津島神社の神札(かみふだ)や、紙垂(しで)をつけた榊、帆にはほおづき提灯が飾られます。その後、自治会の理事などが天王船を担ぎ、氏子総代を先頭に地区内を巡行して、由比川へと向かいます。
地区の人たちは家の前で天王船を出迎え、氏子総代にゴヘイでお祓いをしてもらい、災厄をうつした「オスガタ」と呼ばれる紙製の人形(ひとがた)を天王船の一行に渡します。
天王船は、由比川の河口から浜に出て、「オスガタ」を船にのせ、松明に火をつけて、担ぎ手とともに海に入り、沖に向かって押し流します。
※由比北田地区では「天王舟」の表記を使用していますが、本ページでは記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財の選択名称「由比北田の天王船流し」にならって表記しています。
由比北田の天王船流し
基本情報
【保存団体】由比北田自治会
【実施日】毎年7月海の日の前の土曜日
【会場】北野天神宮境内にある津島神社(清水区由比北田)ほか
【アクセス】JR由比駅から徒歩20分程度
町内巡行
お祓いをうける
オスガタを集めた籠
調査報告書・映像記録・ガイドブックについて
以下の資料を、市内図書館などでご覧いただけます。
- 記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財由比北田の天王船流し調査報告書
- 記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財由比北田の天王船流し映像記録DVD
- 記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財由比北田の天王船流し映像記録ガイドブック
動画はこちらからご視聴いただけます。