梅ヶ島の舞
- 最終更新日:
- 2019年4月1日
静岡市指定無形民俗文化財 昭和63年2月19日指定
梅ヶ島新田は、梅ヶ島温泉から車で10分ほど安倍街道を南下したところにある集落です。先祖は日影沢金山から移り住んだと伝えられています。
ここに伝わる神楽も、清沢の神楽と同じ系統の神楽で、舞筋を角にとる安倍・井川型に属します。現在伝承している演目は、「幣の舞」「弓の舞」「宇須女うずめの舞」「三太刀の舞」「松竹梅の舞」など17演目です。
神楽が奉納されるのは、新田稲荷神社の祭り「初午祭」です。新田の人々は、「正月に帰ってこなくても初午だけは戻ってこい」というほど、この祭りを大切にしてきました。ホンビ(本日)の夜には、多くの観衆が詰めかけ、地元の人々が繰り広げる余興とともに、古くから受け継がれてきた神楽が厳かに奉納されます。
保存団体 新田神楽保存会
3月第二土曜日に、静岡市葵区梅ヶ島にある梅ヶ島北部公会堂ほかで奉納されます
アクセス
バス 「安倍線」(梅ヶ島温泉行) 「新田」下車
車 市街地より約1時間30分


~みどころ~
梅ヶ島には芸達者な人がたくさんいます。初午の夜に公会堂で行われる余興では、神楽はもちろんのこと、様々な趣向を凝らした歌や踊りが披露され、会場を大いに盛り上げます。この日の昼間に行われるチキドンも、かつては余興の舞台芸だったといわれますが、いつの頃からか各家を門付けて廻るようになりました。
演じるのは地元の青年会のメンバーです。「チッキドンドン、チキドンドン、チキドン、チキドン、チキドンドン」という独特な拍子で村中へ繰り出すチキドンを、村人皆が楽しみにしており、囃子の音が近づくと子どもたちが元気に外へ飛び出していきます。
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