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更新日:2024年2月15日

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第1弾 巴川水系の災害対策(その1)

静岡市は5月8日3時42分から7時19分まで大雨洪水警報が発令されました。
1時間の最大降水量は32mmでした。
8時頃、巴川本流から大谷川放水路への分岐点や、分岐地点から1.85km下流にある巴川と長尾川の合流点の様子を観察に行きました。
この状況を見ると、巴川水系の河川の流下構造がよくわかります。少し専門的になりますが、4回に分けて説明させていただきます。

写真1は、巴川と大谷川放水路や支流の河川の位置図です。

巴川と大谷川放水路や支流の河川の位置図

写真1

写真2は、巴川本流から大谷川放水路への分岐点の様子を巴川上流部から下流側(左側の緑の橋の下)方向へ見たものです。右側に濁った水が流れていく方向が大谷川放水路です

巴川本流から大谷川放方向へ見た写真

写真2

巴川上流の浅畑川方面から流下してきた水は、分岐点では巴川本流には流れず、ほとんどが大谷川放水路に流れています(写真2)。緑の橋の向こうが巴川本流ですが、その水面が凪いで平らなことから、水が流れていないことがわかると思います。
このように、大雨で巴川本流の水位が上がってくると、分岐点では、巴川本流へは水がほとんど流れなくなります。

この理由は、一部の人が「長尾川の壁」と呼ぶ、巴川のバックウォーター現象(写真3)の影響です。

巴川と長尾川が合流する地点を巴川下流側からみた写真

写真3

写真3は、分岐点から巴川本流を1.85km下ったところの巴川と長尾川が合流する地点を巴川下流側からみたものです。バックウォーター現象を視覚的に確認できます。このバックウォーター現象については次回に説明します。

次のコラム

第2弾 巴川水系の災害対策(その2)

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