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更新日:2024年2月15日

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第5弾6月2日からの大雨

2023年6月2日静岡市には大雨警報、洪水警報、土砂災害警戒情報が発令されました。静岡市役所では、災害対策本部を立ち上げ、雨量と河川水位を観察しながら、警戒と避難の呼びかけなどを行ってきました。

巴川流域では、昨年9月の台風15号災害の時とほぼ同量の、約400mmの期間雨量(累加雨量)でした。3日14時調べでは床上浸水した住家は一戸、負傷された方もほとんどなく、大災害を免れることができました。
これには、台風15号災害後の公私の復旧努力が貢献しています。加えて、厳しい気象状況の中、少し幸運がありました。
それは、雨の降り方と清水港の潮位です。
写真は6月3日10時頃の巴川支川のある場所の様子です。

6月3日10時頃の巴川支川

写真

このあたりは、前回は広範囲に床上浸水が発生しましたが、今回はこの付近では少数の家屋の床下浸水被害でした。ここは二つの河川の合流点で、右側の河川の流速が早く、左側の河川にはバックウォーターが発生しやすい場所です。地域の皆様はたいへん不安な夜を過ごされたことと思います。

巴川の下流部の水位、流量は清水港の潮位の影響を受けます。幸運は、降雨が強かった2日16時から22時までの間、清水港の潮位が下がり続けたことです。清水港の満潮位は17時、干潮位は22時30分でした。
18時頃、巴川の下流部の能島の水位は氾濫危険水位を超えましたが、その後の強い雨にも関わらず、能島の水位はそれ以上上昇せず、一定水位を保っていました。
それは、清水港の潮位が下がっていくにつれて、巴川の流下能力が上がったためと推測されます。

私たちは、降雨予測と水位の上昇状況を見ながら、巴川、もっと流してくれ、とエールをおくっていました。
いつも幸運に頼ることはできません。これからの降雨に備え、今すぐに効果が出る対策に早急に取り組む必要があります。

前のコラム

第4弾 巴川水系の災害対策(その4)

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