印刷

ページID:57238

更新日:2025年11月13日

ここから本文です。

しずまえ(静岡市の前浜)

「しずまえ」とは、静岡市の沿岸部エリアのこと。静岡市の前浜、略して「しずまえ」です。しずまえには由比漁港、清水港、用宗(もちむね)漁港の3つの港があり、ここで水揚げされるおいしい魚介類は「しずまえ鮮魚」と呼ばれ、地域の水産ブランドとして親しまれています。また、石垣いちごで有名な久能(くのう)や世界文化遺産富士山の構成資産「三保松原(みほのまつばら)」などがあり、海が好きな人にはおすすめのエリアです。

 

用宗(もちむね)(駿河区南西部)

駿河区南西部に位置する海岸部で、用宗漁港ではしらす漁が盛んに行われています。JR静岡駅から2駅の用宗駅を出ると用宗街道が通り、すぐに住宅街です。リノベーションされた古民家の一棟貸の宿泊施設やおしゃれな飲食店などがあります。

新故を感じる暮らし

昔ながらの風情が漂う古民家や路地のような細い道も多い地域です。駅前にKOマートがあるほか、しらすを加工・販売する店舗が多数点在します。漁港界隈や海岸の通り沿いに新しいお店が増え、観光客が集まります。また、緑地公園や広野海岸公園では、散歩やお子さん連れでの遊びを楽しめます。用宗駅から静岡駅訪問のバス路線もありますが、JRや車の利用が便利です。

  

マリンアクティビティも楽しめるおしゃれエリア

用宗海岸での海水浴にSUPやシーカヤックなどのマリンアクティビティ、漁港近くの食堂では漁が行われた日には獲れたての生しらす丼を堪能できます。漁港界隈の天然温泉やみなと横丁、HUT PARK用宗をはじめ、個性豊かな飲食店やおしゃれなカフェが立ち並ぶエリアは観光スポットにもなっています。また、フェニックスのある緑地帯は、地元民のランニングや散歩コースになっており、海を臨む景観がおすすめです。

 

 

獲れたてを楽しむ

毎年春に開催される用宗漁港まつりはしらすが主役のイベントで、生しらすの即売が人気です。

3月下旬から翌年1月中旬までがしらす漁期となっており、用宗漁港内にある漁協直営の「どんぶりハウス」など、周辺の飲食店では新鮮な生しらす丼などを楽しむことができます。

 

 

久能(くのう)(駿河区南東部)

なんと言っても海が近いです!久能山と海に挟まれたエリアで、海の香りを感じることができるでしょう!

久能街道沿いには新鮮な野菜の無人販売がたくさんあります。

どことなくゆったりした時間を感じる

古民家が多く、徳川家康公の祀られる国宝「久能山東照宮」に続く久能街道沿いに石垣いちごのビニールハウスが立ち並ぶ風景は地域の特徴です。久能街道は旧道と呼ばれ、生活道路でもあります。車がゆっくりすれ違うことができる久能街道沿いに住宅があり、ところどころに点在する無人販売で新鮮な野菜をお手頃価格で手に入れることができます。バスは、運行本数が少ないため、車があった方が便利でしょう。

 

久能山と駿河湾と

海岸線を走る国道150号は4車線化が進んでいます。いちご海岸通りと呼ばれ、カフェを併設したいちご狩り農園も増えました。久能山・有度山のふもとから海岸に向かってビニールハウスがずらっと並びます。

久能といえば、いちご!

キラキラと輝く海がいつでも近くに眺められます。そして、地区独自の栽培方法「石垣いちご」発祥の地です。1月から5月まで章姫や紅ほっぺを始めとしたイチゴ狩りが楽しめ、観光客でにぎわいます。イチゴ狩りが終わる頃になると葉ショウガが出回り始めます(味噌やしょうゆ漬けでどうぞ!)

久能山東照宮には、日本平からのロープウェイでも行けますが、健脚の方は久能山下からの階段(いちいちごくろうさん、の1159段)に挑戦してみてください。

 

三保(清水区南部)

清水区の南部に位置する三保半島で、沿岸部には5kmの松林が続きます。

海を近くに感じる暮らし

小さな半島なので、海に囲まれており、内海・外海ともすぐ近くに海があります。松原と住宅街や高校・大学が近接する地域で、朝夕の三保街道では学生の姿が多くみられます。スーパーの食鮮館タイヨーやマックスバリュがあり日常の買い物には困りません。清水駅方面へのバス路線は、朝夕は1時間に5,6本と比較的充実しています。

砂地を活かしたトマト栽培農家も見られます。また、駿河湾の地下海水を利用し、「三保サーモン」「三保松さば」などの陸上養殖も行われています。

  

なんと言っても三保松原(みほのまつばら)からの眺め

世界遺産構成資産である「三保松原(みほのまつばら)」と富士山の眺めは絶景です。海風や砂から住宅や畑を守る推定3万本の松林が半島先端沿岸部に続きます。天女が舞い降りたという「天女の羽衣伝説」のある羽衣の松があります。

釣りやはもちろん、SUPやダイビング、ボードセイリングなどのポイントになっており、マリンアクティビティが楽しめます。また、廃線となった国鉄清水港線跡は自転車・歩行者道になっています。

 

 

世界遺産構成資産の三保松原を中心に

三保松原の保全活動が盛んです。海岸清掃、松葉かき、それに併せたイベントも開催されています。

毎年10月開催の「羽衣まつり」ではこども能楽のほか、夕闇の中での薪能の舞台は幻想的な世界です。(雨天時は室内上演)

 

 

MIHO no MATSUBARA(外部サイトへリンク)

由比・蒲原(清水区北東部)

由比・蒲原は、清水区の北東部に位置し、由比は海と山、蒲原は、加えて富士川に囲まれた、旧東海道の宿場町の面影が残るレトロな地域です。

宿場町の面影を感じながら

街道沿いにレトロな街並みが残り、東海道五十七次の宿場町「由比宿」、「蒲原宿」であった江戸時代の風情を感じられる地域での暮らしができます。新蒲原駅の近くにイオンタウンがある他、地元のスーパーやJA、しずまえ海産物を加工、販売する店舗があります。バスは自主運行バスで、由比地区内の「ゆいバス」と、県道396号の地域内を走る「由比・蒲原病院線」が運行しています。また、車で10分ほどのところに共立蒲原総合病院(富士市)があります。

 

 

しずおか東海道まちあるき(外部サイトへリンク)

駿河湾と薩埵峠と富士川に囲まれて

海と山が近く、その間に国道1号バイパス、東名高速道路とJR東海道線と交通の大動脈が通ります。

今も昔も変わらぬ絶景ポイント、興津(おきつ)と由比を結ぶ薩埵(さった)峠からは富士山と駿河湾を一望でき、歌川広重の浮世絵にも描かれています。由比の北端「浜石岳」にはハイキングコースが整備されています。蒲原の「御殿山」は、春には桜色に染まります。

富士川の河川敷にある富士川緑地公園スポーツ広場では各種スポーツができ、休日にはグライダーが飛ぶ姿を見ることができるでしょう。また、富士川河口近くの旧県立庵原高校グラウンド跡地に整備された「トライアルパーク蒲原」では、休日はイベントが開催され、‟何かしたい人“が集まる場所になっています。

 

 

蒲原トライアルパーク(外部サイトへリンク)

桜えびと宿場と

元旦に行われる漁師まちならではの荒々しい「由比お太鼓祭り」に始まり、春は蒲原で「かんばら御殿山さくらまつり」が開催されます。5月(または6月)の「由比桜えびまつり」では、桜えびのかき揚げや水産加工品の販売のほか、漁船の体験乗船もできます。8月の「かんばらまつり」で地元の人たちの踊りの輪に一緒に加わることができるでしょう。10月の「由比街道まつり」、11月の「蒲原宿場祭り」で、宿場まちの雰囲気を味わってください!

由比漁港は、日本では駿河湾でしか獲れない桜えびの水揚げ日本一を誇ります。春・秋の漁期に蒲原の富士川河川敷で行われる「桜えびの天日干し」は、季節の風物詩になっています。

 

 

静岡市の移住支援情報 > エリアマップ > しずまえ(静岡市の前浜)