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更新日:2024年3月4日
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こどもの虐待防止のために、今、あなたにできること
令和4年度、全国の児童相談所での児童虐待相談件数は21万9,170件(速報値)と過去最多となっています。
児童虐待による死亡事例は、全国で年間70件を超えています。
単純計算すると、5日間に1人のこどもが命を落としていることになります。
児童虐待とは
「保護者などによる、こどもの身体や心を傷つけ、また適切な養育を行わず、こどもの健やかな成長に影響を及ぼす行為」のことで、「何人も、児童に対し、虐待をしてはならない」と、児童虐待防止法により禁止されています。
大人が「こどものことを思ってのしつけだ」と考えていても、こどもにとって有害であり、こどもが苦痛を感じていれば「虐待」になります。
児童虐待は以下の4種類に分類されます。複数が同時に起こることもあります。
- 身体的虐待
殴る、蹴る、叩く、投げ落とす、激しく揺さぶる、やけどを負わせる、溺れさせる、首をしめる、縄などにより一室に拘束する など - 性的虐待
こどもへの性的行為、性的行為を見せる、性器を触るまたは触らせる、ポルノグラフィの被写体にする など - ネグレクト
家に閉じ込める、食事を与えない、ひどく不潔にする、自動車の中に放置する、重い病気になっても病院に連れていかない など - 心理的虐待
言葉による脅し、無視、きょうだい間での差別的扱い、こどもの目の前で家族に対して暴力を奮う(面前DV) など
児童虐待は、こどもの人権を著しく侵害し、その心身の成長及び人格の形成に重大な影響を与えるとともに、将来の世代の育成にも懸念を及ぼします。
児童虐待は社会全体でかかわり、解決していくべき課題です。
「もしかして、これって虐待?」と思ったら、迷わず連絡を!
こんなこどもはいませんか?
- 不自然なケガがいくつもあり、手当が十分ではない
- 警戒心が強く、手を上に挙げただけで身構える
身体接触を異常に嫌がる - おびえていたと思ったら急に態度を変え、友達に過度な暴力を奮う
- 親といる時にオドオドし、表情が乏しい
- 季節にそぐわない服装をしていたり、衣服や身体が非常に不潔である
- 下校時刻を過ぎても、家に帰りたがらない
- 保育園・学校等に理由がはっきりしない欠席が多い
- 性的なことに過度に興味を示す、あるいは不安を示す
こんな家族はいませんか?
- こどもへの対応が、ハラハラするほど乱暴である
- 昼夜を問わずこどもの泣き声・謝る声が聞こえる
- こどもを冷たく扱ったり、他のきょうだいと差別的に扱っている
- こどものケガなどについて、不自然な状況説明をする
- 地域や親族の中で孤立しており、家族の姿が見えない
- いつもこどもだけで留守番をさせている
子どもへの虐待が事実として確実ではなくても、「虐待があるかも!?」と感じたら、児童相談所虐待対応ダイヤル『189(いちはやく)』へお電話ください。
あなたの1本の電話で、救われるこどもがいます!
通話料無料で24時間365日受け付けます。
相談者が特定されないように対応します。
「あなたしか 気づいてないかも そのサイン」
※令和5年度「オレンジリボン・児童虐待防止推進キャンペーン」標語(全国公募より選定)
令和5年度は、清水エスパルスとともに、児童虐待防止を呼びかけました!
オレンジリボンキャンペーンは、『子どもへの虐待のない社会の実現』を目指した市民運動です。
シンボルカラーのオレンジ色は、『子どもの明るい未来』を表しています。
「こどもへの虐待をなくしたい」という強い気持ちが込められています。
静岡市では、児童虐待防止のシンボルマークである「オレンジリボン」を普及させ、一人でも多くの方に児童虐待防止のために何ができるのかを考えていただき、すべてのこどもが健やかに育つ社会を築ける行動が広がっていくことを目指し、民間(企業・NPO)と協働した啓発活動を行っています。
令和5年度、静岡市と清水エスパルスはともに、こどもへの虐待のない社会を目指して、啓発活動を行いました。
清水エスパルスとの協働で、児童虐待防止の啓発動画を制作しました。
令和5年11月4日(土曜日)清水エスパルスホームゲームのハーフタイムで、パルちゃん、ピカルちゃん、こパルちゃん、シズラと一緒に啓発活動を行いました。
オレンジライトアップを実施しました!
静岡市役所本館「あおい塔」
- (1)令和5年11月1日(水曜日)~11月9日(木曜日)オレンジ
- (2)令和5年11月22日(水曜日)~11月24日(金曜日)オレンジ&パープル
- (3)令和5年11月25日(土曜日)~11月30日(木曜日)オレンジ
時間:日没(17時頃)~22時まで
11月12日~11月25日は『女性に対する暴力をなくす運動』期間でもあるため、あおい塔を一定期間、女性に対する暴力根絶のシンボルカラーであるパープルとともにグラデーションでライトアップしました。
※児童虐待とDVは、関連性が高いため、双方を防止する意味を込めています。
令和5年度の「あおい塔」オレンジライトアップ
令和5年度の「あおい塔」オレンジ&パープルライトアップ
大人もこどもも、ひとりで悩みをかかえないで、こちらへ相談を!
こどもの みなさん
みぢかな おとなから、いたい おもいや、いやな おもいを させられることは ないかな?たたかれていい こども なんて いないんだよ。
からだに きずがつかなくても、こころが つらかったら、ひとりで なやみを かかえずに、だれかに そうだんしよう!どうしたらいいか わからないときは「189(いちはやく)」に でんわしてね。
妊娠や出産、子育てなどに悩んだときは、児童相談所または子育て支援課へご相談ください。
- 児童相談所相談専用ダイヤル(通話料無料)
0120-189-783(いちはやく・おなやみを) - 児童相談所 054-275-2871
- 葵 子育て支援課 054-221-1096
- 駿河 子育て支援課 054-287-8675
- 清水 子育て支援課 054-354-2429
- 親子のための相談LINE 詳しくはこども家庭庁_親子のための相談LINEのページへ(外部サイトへリンク)
- しずおか妊娠SOS 詳しくは静岡県ホームページ妊娠SOS相談窓口の案内へ(外部サイトへリンク)
令和5年度こどもの虐待防止推進等普及啓発リーフレット等(こども家庭庁作成)
「こどもの虐待防止」特設サイト(こども家庭庁)はこちら(外部サイトへリンク)
令和5年度こどもの虐待防止推進普及啓発リーフレット
そんなときはそうだんしてみよう
まずは連絡189
親子のための相談LINE