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ページID:1871
更新日:2025年2月19日
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ペットの災害対策
災害対策の大切さ
静岡市では、近い将来、大地震が発生する恐れがあり、市域に著しい被害が発生することが想定されるため、災害への備えをしておくことはとても大切なことです。
近年の地震や風水害以降、食料・水の備蓄や防災グッズを入れた持ち出し袋を用意するなど、災害に対する対策を行う方が増えてきました。しかし、ペットのための対策を行う方はまだ多くありません。
もし、今大地震などが起こったら・・・
- ペットのフードや水、薬などの備蓄はありますか?
- 家が壊れて住めなくなり避難所へ向かう時、ペットは連れて行きますか?
- ペットが逃げだしたら、飼い主がわかるようにしてありますか?
過去の災害では、このような対策をしていなかったために、多くの動物たちが犠牲になりました。また、飼い主がわからないために、今も家に帰れない動物たちがたくさんいます。
災害は、次の瞬間、起こるかもしれません。
「きっと大丈夫」ではなく、「必ず起こるもの」として、できる限りの準備をしてください。
起こってからでは遅いのです。災害への対策は、普段からの備えにかかっています。
同行避難
ペットと共に避難所へ避難することを同行避難といいます。
過去の災害では、ペットを家に残して避難した後、家に戻れなくなり、ペットが亡くなってしまう、家から脱走し行方不明になるといった事例が多数ありました。
避難する場合はペットと一緒に避難することが原則です。
しかし、避難所の運営は自治会が行うため、受け入れられない避難所もありますので、同行避難が受付できるかを、お住まいの自治会(町内会等)にお尋ねください。
避難所への「避難所ペットスペース設営ボックス」の配備
東日本大震災など過去の大規模災害から得られた愛玩動物(ペット)に関する教訓を踏まえ、環境省では災害が発生した場合、ペットと一緒に避難する「同行避難」を推奨しています。
一方、避難所はペットの苦手な方など様々な人達が避難してきています。避難してきたペットを適切に飼育管理し、円滑な避難所運営を行っていくためには、人の生活空間とペットの生活空間(ペットスペース)を分けていく必要があります。
そこで、動物愛護センターでは、拠点となる避難所(地区支部)や避難場所の防災倉庫79箇所に、人の生活空間と分けて、飼い主がペットを飼育管理できるスペースをつくるための「避難所ペットスペース設営ボックス」を配備しました。
設置してある避難所(避難場所)は避難所ペットスペース設営ボックス配備先一覧(PDF:92KB)のとおりです。
- 避難所ペットスペース設営ボックスマニュアル(PDF:163KB)/避難所ペットスペース設営ボックスマニュアル(概要)(PDF:788KB)
- 避難所ペットスペース設営ボックスマニュアル(掲示物)(PDF:152KB)
- 避難所ペットスペース設営ボックスマニュアル(様式集)(PDF:393KB)
- 避難所ペットスペース設営ボックス内容一覧表(PDF:381KB)
避難所ペットスペース設営ボックスとは
ボックスの中には、ペットスペースを作るためのマニュアルや用品等が入っています。
避難所ペットスペース設営ボックス外観
避難所ペットスペース設営ボックス中身
人とペットの災害対策セミナーの資料を公開します
【令和5年度開催】
令和5年度に葵区、駿河区、清水区の各区で、「人とペットの災害対策セミナー」を開催しました。静岡市と静岡市獣医師会の共催事業として開催し、計310名の方にご参加いただきました。参加者の皆様には、ペットの同行避難や避難所ペットスペース設営ボックスについて学んでいただきました。セミナーで使用した資料(説明付き)を公開します。
パンフレット
ペットの災害対策についてまとめたパンフレットです。
- 災害が起こる前の備え
- 災害が発生したら
- 避難所や仮設住宅での注意点
以上の3つの項目にわけて、飼い主の皆様に知ってほしい、準備してほしいことをつめこんであります。ぜひ、ご一読ください。