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更新日:2024年10月3日
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有東木の神楽
静岡市指定無形民俗文化財
平成15(2003)年2月21日指定
有東木の神楽は、安倍川・瀬戸川・大井川流域に広く分布する神楽のひとつで、毎年春秋の二度、白髭神社の祭礼として奉納されています。起源ははっきりとしませんが、幕末には既に神楽が行われていたようです。明治以降は、大河内地区と梅ヶ島地区の祭祀に携わる地元の神職の指導を受けて、現在の形に整えられました。
現在は、「松竹梅の舞」「三方の舞」「侍の舞」「恵比寿の舞」「火の舞」など16演目を伝承しています。
基本情報
保存団体
有東木芸能保存会
実施日
4月上旬・10月第二土曜日
令和6年は10月5日土曜日14時頃から実施
会場
白髭神社(葵区有東木)
アクセス
バス「安倍線」(有東木行)「有東木」下車
車で市街地より約1時間
みどころ
有東木の祭りは神楽のみで構成され、梅ヶ島新田のような様々な余興はありません。春と秋の年二回行われる祭りは、いずれも昼頃から始まります。「神迎えの舞」から順に舞を奉納していき、あたりがすっかり暗くなった午後6時頃、「火の舞」の奉納でクライマックスを迎えます。照明はすべて消され、灯篭の灯りと舞人が手にする採り物の炎のみが舞台を照らします。笛と太鼓の神楽囃子にあわせて観客から声がかかり、会場が一体となって祭りの雰囲気を盛り上げるのです。