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更新日:2024年2月15日

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今川氏ゆかりの地を訪ねて

今川氏が隆盛を極めた静岡市には、市内各地に今川氏ゆかりの地が多く残されています。ここでは、静岡市内の今川氏ゆかりの文化財を車で回るモデルコースを紹介します。

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1.静岡浅間神社

駿河国総社として古くから信仰を集めてきた静岡浅間神社。今川氏の歴代当主から厚い庇護を受けてきました。静岡浅間神社には、長谷通りに面した北東に、神部・浅間両社、宮ヶ崎通りに面した南側に大歳御祖神社があります。現在の社殿は、江戸時代後期の文化元年(1804)から60年の歳月をかけて再建されたものです。総漆塗り極彩色の社殿群のいたるところに立川流の見事な彫刻が施されており、神部神社・浅間神社本殿をはじめ、26棟の建造物が国の重要文化財に指定されています。そのほか、静岡浅間神社伝来の宝物の一部は静岡市歴史博物館で見学することができます。

  • 住所:葵区宮ヶ崎町102-1

2.臨済寺

今川義元の兄で8代目当主氏輝の菩提寺です。今川家墓所(市指定史跡)のほか、義元や雪斎の木像など今川氏ゆかりの品々が数多く残されています。臨済寺庭園は、天正年間(16世紀後半)以後の伽藍再建の際に整備されたと伝えられ、江戸時代には「府(駿府)辺第一の風景也」と謳われました。このほか、臨済寺本堂(国指定重要文化財)、鉄山釜(県指定文化財)などがあります。
修行寺ですので、普段は境内に入ることはできません。
特別公開日のみ拝観可能(年1~2回)

  • 住所:葵区大岩町7-1

3.柴屋寺

今川氏6代目義忠、7代目氏親に仕えた連歌師宗長ゆかりのお寺です。国の史跡・名勝に指定されている庭園は、宗長が丹精込めて築き上げたと伝えられています。池の周りに岩と木を巧みに配置し、背後に天柱山を取り込んだ借景式の庭園です。月の名所としても知られています。

  • 志納料:大人300円、小人200円
  • 住所:駿河区丸子3316

4.徳願寺

6代目当主、今川義忠の妻、北川殿の菩提寺です。北川殿は、息子の今川氏親が、小鹿範満と家督を争った際、自身の兄弟である北条早雲の助けも借りて氏親を支えました。徳願寺があるのは駿河区向敷地の徳願寺山の山腹です。ここからは、静岡の市街地を見渡すことができます。

  • 住所:駿河区向敷地689

5.増善寺

9代目今川氏親の菩提寺です。境内には氏親が眠る今川廟があり、本堂内に氏親の木像も安置されています。また今川義元が発給した文書なども残されており、増善寺文書として静岡市の指定文化財になっています。増善寺文書は、静岡市文化財資料館に保管されていて、定期的に展示公開しています。

  • 住所:葵区慈悲尾302

6.清見寺

「清見潟」を守るお寺として、10世紀半ばころには存在していたと考えられています。鎌倉時代以後の動乱期を経て、荒廃していた寺を、今川義元の軍師雪斎が復興させました。書院と本堂に面して、山の斜面を利用した優雅な庭園があり、国の名勝に指定されています。このほか木造足利尊氏坐像(県指定文化財)、紙本墨画達磨像(県指定文化財)など貴重な文化財を多数所有しています。

  • 志納料:大人300円、中高校生200円、小学生100円
  • 住所:清水区興津清見寺町418-1

7.竜雲寺

境内の奥に寿桂尼の墓所があり、静岡市の史跡に指定されています。寿桂尼が亡くなったのは永禄11年(1568)3月。武田氏が駿府に侵攻し、10代今川氏真が掛川に逃れるわずか9か月前のことです。戦国大名今川氏の栄枯盛衰を見つめ続けてきた寿桂尼。竜雲寺本堂の前には、彼女が使用した「歸」(とつぐ)の印判を刻んだ石碑も建っています。

  • 住所:葵区沓谷3-10-1

お問い合わせ

観光交流文化局文化財課文化財保護係

葵区追手町5-1 静岡庁舎新館16階

電話番号:054-221-1066

ファックス番号:054-221-1451

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