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ページID:7932
更新日:2025年2月21日
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東静岡駅周辺地区交通バリアフリー基本構想
基本方針等
地区の現状と課題
地区の現状
- 東氏静岡駅を中心とする本地区は、現在、JR貨物操車場跡地を中心として新都市拠点整備事業が推し進められており、幹線道路の整備やグランシップの建設により徐々に新しい街の形が見え始めており、今後、新しい静岡市のまちづくりの核となる地区として期待されている。
全国的な課題
- 急速に進む高齢社会への対応
- 障害をもつ人が障害をもたない人と同じように社会参加できる「ノーマライゼーション」の実現
東静岡駅周辺地区の課題
- 新都市拠点整備に伴う、駅周辺移動円滑化への対応
- 駅周辺の医療福祉施設や文教施設への移動円滑化
基本構想の目標及び基本方針
東静岡駅周辺地区の基本構想策定にあたっては、既に策定されている静岡駅周辺地区交通バリアフリー基本構想との整合を図り、基本構想の目標と基本方針を設定しました。
基本構想の目標
「すべての人に楽しく安全な道筋づくり」
- 県都の新たな拠点地区として、商業・業務、文化施設等が集積する快適な都市空間の創出を図ることが、地区の魅力を向上させまちいの発展につながります。
- そのために、高齢者、障害のある人のみならず市民及び来訪者までを含めたすべての人に、楽しく安全な人優先の道筋(経路)づくりをめざします。
基本的な方針
すべての人が便利に使える道筋づくり
- 高齢者や障害のある人等が、自らの意思で自由に移動できる道筋づくりを推進します。
- 歩行者の交通ネットワークを構築し、わかりやすい道筋づくりを推進します。
- 公共工津野連携を重視し、駅に通じる経路だけでなくバス乗り場等の利用にも配慮した便利な道筋づくりを目指します。
賑わいや表情のある楽しい道筋づくり
- ゆとりあるお香空間の確保に努めるとともに、多くの人が集まり、賑わうことのできる道筋づくりを目指します。
- 駅と医療福祉施設等を結ぶだけでなく、市民や来訪者の多様な目的に対応した道筋づくりを推進します。
関係事業者の連携による一体的・総合的な道筋づくり
- 関係事業者間で整合を図りながら、相互に連携し短期間に効率的な道筋づくりを推進します。
- 高齢者や障害のある人に対する理解を深め、バリアフリーに関する情報の提供を積極的に行うため、広報活動や啓発活動を推進します。
基本構想における重点整備地区
事業方針と内容
実施すべき事業の方針
- 特定経路の移動円滑化
- 旅客施設の移動円滑化
- 信号機の音響化
- 整備仕様の統一化の検討
- 自転車対策
実施すべき事業の内容
公共交通事業者が実施する事業
- 特定経路へ接続する通路の有効幅員確保、勾配及び段差の改善(静岡鉄道長沼駅)
道路管理者が実施する事業
- 道路付属物、道路占用物の移設、集約等による有効幅員の確保
- 既設歩道等の路面の段差や凹凸及び勾配の改善
- 視覚障害者用誘導ブロックの設置及び縁石等による歩道と車道の分離
- 歩行者の為の案内標識や照明・休憩施設の設置
- バス停部でのバスの乗降を考慮した歩道高の調整、上屋の設置
- 国道1号(中央幹線)の歩道構造の改善
- 南幹線(県道静岡草薙清水線)と宮前大谷線交差点の歩行者溜まり空間の確保
交通安全管理者(警察)が実施する事業
- 特定経路上の信号機について音響信号機の設置や信号機の高度化を実施
- 違法駐輪行為の防止のための取り締まり、広報の強化
その他の事業
- 駐輪による通行阻害等に対する対策を検討して実施
- 交差点、駅前広場等における歩行者案内・誘導の統一化検討
交通バリアフリー
交通バリアフリーとは?
人々が日常的に利用する道路や公共交通機関などの施設を、高齢者や障害のある人をはじめとして誰もが利用しやすいように、障害(バリア)となっているものを取り除き(フリー)改善していこうとするものです。
具体的には、歩道の段差を取り除いたり、視覚障害のある人のための誘導フロックの設置など歩行環境の改善、路線バスの低床化推進や道路幅員の確保など公共施設の改善、見やすく音声誘導などを備えた高機能信号機の設置など交通安全施設の改善を行い、誰もが利用しやすい交通環境を整備していきます。
交通バリアフリー基本構想とは?
交通バリアフリーを実現するために、平成12年11月に交通バリアフリー法(高齢者、身体障害者等の公共交通機関を利用した移動の円滑化の促進に関する法律)が制定され、この中で移動円滑化のための基本方針が示されていますが、この基本方針に沿って交通バリアフリー化の実現を図るためには、事業を実施する多くの関係機関が連携して事業に取り組む必要があります。
交通バリアフリー基本構想は、交通バリアフリー化の円滑な実現を図るため、利用者や地元住民等市民に施設の利用状況や改善点等に関する意見を求めるとともに、バリアフリー化事業を実施する関係機関との意見調整を図りつつ、バリアフリーの目標や基本方針及び重点的に整備すべき区域経路及び実施すべき事業の内容等を取りまとめたものです。
なお、バリアフリー法では、市町村(静岡市)は、一定規模の鉄道駅やバスターミナルなど、旅客施設ごとに基本構想を策定することができるとされています。