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更新日:2025年2月17日

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下水道のしくみ

下水道は、私たちが日常生活で使った水(生活排水)をきれいにしたり、道路などに降る雨水を集めて川や海に帰し、街を浸水から守るなど、健康で快適な生活を送るために必要不可欠な施設です。
では、どのように汚水をきれいにしたり、雨水を処理しているでしょうか?このページでは、下水道の処理のしくみについて解説していきます。

下水処理の流れを示すイラスト、汚れた水は沈砂池、最初沈殿池、エアレーションタンク、最終沈殿池、塩素混和池の順できれいにする

沈砂池(ちんさち)のしくみ

浄化センターに運ばれた下水は、まず沈砂池に入ります。ここで流れを遅くして下水中の大きなごみや砂を取り除きます。その後、ポンプでくみあげて最初沈殿池に送ります。

沈砂池のイラスト沈砂池の写真

最初沈殿池(さいしょちんでんち)のしくみ

ポンプで最初沈殿池に送られた下水は、池の中でさらにゆっくりと流されます。最初沈殿池では、沈砂池で沈まなかった小さなごみや砂を底に沈めて、取り除くことができます。

最初沈殿池のイラスト最初沈殿池の写真

 

エアレーションタンクのしくみ

最初沈殿池を通った下水に、微生物を多く含んだ泥(活性汚泥)をくわえて空気を吹き込みます。すると微生物の働きが活発になり、下水中の有機物を栄養分として繁殖し、よごれを沈みやすい固まりにします。

エアレーションタンクのイラスト微生物の写真

最終沈殿池(さいしゅうちんでんち)のしくみ

エアレーションタンクで沈みやすくなったよごれ・汚泥はこの池で沈められ、透明になった処理水と分けられます。沈んだ汚泥の一部はエアレーションタンクに戻され、余った汚泥は汚泥処理施設に運ばれます。

最初沈殿池のイラスト最終沈殿池の写真

塩素混和池(えんそこんわち)のしくみ

最終沈殿池で分けられた処理水は、塩素混和池に入り、ここで消毒液(次亜塩素酸ナトリウム)と混ぜられ病原性細菌の滅菌を行い川などに放流されます。

塩素混和池のイラスト放流の写真

下水がきれいになるまでの順番

浄化センターに流れついた下水は、沈砂池や最初沈殿池でごみや砂を取り除きます。

途中で、微生物を含む泥と空気を加えることで茶色くにごったように見えますが、微生物たちの働きのおかげで、よごれが沈みやすくなり、最終的には透明な処理水として消毒してから放流します。

下水をきれいにする順番

 

雨水(うすい)を処理するしくみ

下水道は、ご家庭やオフィス・学校などからの汚水の処理とは別に、道路に降った雨水などによる浸水を防止するため、雨水を集めて海や川に放流する役目もあります。
中島浄化センターでの例をご紹介します。

雨水は道路に設けられた排水溝や枡(ます)などから、汚水の管とは別に雨水管とよばれる下水道管を通して、浄化センターに運ばれます。
運ばれてきた雨水は、図の雨水沈砂池に入り、大きなゴミと土砂を取り除き、ポンプで川に放流されます。

雨水処理のしくみ

下水道のしくみを紹介するパンフレット

令和3年(2021年)に静岡県立駿河総合高校の生徒と制作したパンフレットで、下水道のしくみをわかりやすく紹介しています。

中島浄化センター(PDF:1,280KB)

静清浄化センター(PDF:1,279KB)

汚泥燃料化施設(PDF:868KB)

お問い合わせ

上下水道局下水道部下水道施設課管理係

葵区七間町15-1 上下水道局庁舎5階

電話番号:054-270-9238

ファックス番号:054-270-9241

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