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更新日:2024年2月15日

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水道事業の沿革

本市の水道事業は、清水地区(旧清水市)では、二級河川興津川の表流水を水源として、大正15年11月に創設し、計画1日最大給水量15,300立方メートルの規模により昭和7年4月に給水を開始した。また、静岡地区(旧静岡市)では、一級河川安倍川の伏流水を水源として、昭和3年3月に事業創設し、計画1日最大給水量16,600立方メートルの規模により昭和8年6月に給水を開始した。

その後、昭和15年に静岡地区で発生した静岡大火や昭和20年の戦災など数々の試練を受けながらも、着実に成長を遂げてきた。

さらに、戦後の復興とともに人口も増加し、水需要が急速に増大したため、静岡地区では、応急拡張事業として昭和29年に地下水を取水する第2水源地(与一取水場)の整備を行い、取水能力を増大した。また、清水地区でも地下水を水源とする取水施設(八木間ポンプ場)の整備を行い、取水能力の増大に努めた。

一方、蒲原地区(旧蒲原町)では、普通河川向田川の表流水を水源として、昭和28年2月に水道事業を創設し、計画1日最大給水量3,000立方メートルの規模で昭和31年8月に給水を開始した。また、由比地区(旧由比町)では、二級河川由比川の表流水を水源として昭和38年12月に水道事業を創設し、計画1日最大給水量3,250立方メートの規模で昭和42年4月に給水を開始した。

昭和40年代には、高度経済成長に伴い水需要が増加の一途をたどっていたことから、計画人口及び給配水量を見直し、静岡地区では、既存水源(牛妻水源地、与一取水場)を改良するとともに、13か所の取水井築造により取水量の増大を図り、清水地区でも、浄水施設(谷津浄水場)並びに配水池の築造とともに配水管網の整備拡充を行った。

昭和50年代以降は、水道未普及地域を解消するための給水区域の拡張や、清水地区簡易水道の上水道への統合などを図ってきた。

平成の時代に入ると、新東名高速道路サービスエリアやパーキングエリアへの給水など、新たな水需要に対処するため取水、浄水、配水施設の整備拡充を推進してきた。

旧静岡・清水の両市水道事業は、それぞれ拡張事業を重ね水道施設の整備を進めてきたが、平成15年4月1日の合併に伴い、新たに静岡市として創設認可を得、平成18年3月31日蒲原町合併により事業の変更認可を受け、平成20年11月1日由比町合併により第2回変更認可を得ることとなり、さらに、平成28年12月14日には給水区域の拡張、取水地点の変更、浄水方法の変更に伴い、第3回変更認可を得た。

また、平成17年4月1日の政令指定都市移行を契機に、「新たな都市(まち)の明日に向かう水道」を基本理念とした「静岡市水道事業基本構想・基本計画」を策定し、平成17年度から10年間の水道事業の施策の方向性を示し、平成21年度に「第1次基本計画」が、平成26年度には「第2次基本計画」がそれぞれ満了した。

平成27年3月から、水道事業と下水道事業が一体となり、さまざまな課題に「挑戦」し、市民の皆さんをはじめとする幅広い関係者との「連携」を図り、恵まれた自然と、健全な水循環の営みを未来へ引き継ぐため、将来にわたって目指す姿を示す「しずおか水ビジョン」を策定し、平成31年3月には、同ビジョンに掲げる政策目標の実現を、さらに確かなものとするために、中期的な基本計画を改訂し、12年間の進むべき方向性を示す「経営戦略」と、4年間で取り組む具体的な事務事業を整理した「第4次中期経営計画」を策定し、計画的な事業の推進を図っている。この経営戦略に基づく水道料金の見直しにより、約12年ぶりとなる平均改定率14.8%の料金改定が令和2年2月議会で議決された。

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上下水道局経営管理部上下水道総務課総務・調整係

葵区七間町15-1 上下水道局庁舎6階

電話番号:054-270-9124

ファックス番号:054-270-9122

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