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更新日:2024年2月15日

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タバコと健康

タバコの煙には、4,000種類以上の化学物質が含まれ、200種類以上の有害物質が含まれています。
タバコを吸うと、がんや心筋梗塞、脳卒中、認知症、メタボリックシンドローム、うつ病など、病気のリスクが高まります。さらに、タバコは喫煙者自身だけではなく、その煙を吸わされる受動喫煙により、周囲の人々の健康へも大きな影響を及ぼします

タバコを吸う人も、吸わない人も、タバコについて正しい知識を持ち、自分自身や大切な人をタバコの害から守りましょう。

静岡市では、タバコ対策として、無料禁煙相談喫煙防止教室禁煙外来治療費補助事業受動喫煙防止の普及啓発静岡市タバコ対策サポート事業等を行っています。
また、各保健福祉センターでは、タバコに関する情報提供や各種健康相談を行っています。

喫煙と受動喫煙の害について知ろう

軽く考えないで!タバコの煙

タバコの煙には、大きく分けて喫煙者自身が吸い込む主流煙と、火のついた部分から立ち上る副流煙の2種類があります。

タバコの煙の中に含まれる、代表的な有害物質は次の3つです。

  • (1)ニコチン…血圧を上げたり、心拍数を増やして、心臓へ負担をかけます。
    依存性あり、やめられない…(ニコチン依存症)
  • (2)タール…発がん性物質が多く含まれています。特に肺の場合は黒くなり、
    その働きを低下させます。
  • (3)一酸化炭素…ヘモグロビンと結びついて、血液が酸素を運ぶのを妨げるため、
    心臓の負担が大きくなります。これらはほんの一部で、タバコの煙には200種類以上の有害物質が含まれていると言われています。

※タバコから立ち上る煙(副流煙)は、フィルターを通っていないため、タバコを吸う煙(主流煙)より、ニコチン、タール、一酸化炭素2~4倍多く含まれます。
これらの有害物質により、喫煙が、肺がんに限らず、様々な疾病のリスクを高めることが明らかとなっています。

  • (例)
    • 循環器疾患・・・心疾患、脳卒中、末梢動脈疾患
    • がん・・・肺がん、咽頭がん、食道がん、胃がん
    • 呼吸器疾患・・・慢性閉塞性肺疾患(COPD)、気管支喘息、肺炎
    • その他・・・歯周病、二型糖尿病、脂質異常症、妊娠合併症

知っておきたい!受動喫煙の害

タバコを吸わない人が、知らないうちに副流煙を吸い込むことを受動喫煙と言い、最近では社会全体の問題となっています。特に子どもや妊婦さんには大きな影響を及ぼします

《おもな害》

  • 成人:肺がん、心筋梗塞、脳卒中
  • 妊婦:低出生体重児、乳幼児突然死症候群
  • 子ども:肺炎、気管支炎、気管支喘息、中耳炎、乳幼児突然死症候群

また、2歳以下の子どもの誤飲事故は、タバコが一番多くなっています
※タバコ一本のニコチン量は16~24mg、子どもの致死量は10~20mgです。
(参考資料:厚生労働省、財団法人日本中毒センターHP)

無煙たばこ・スヌースの健康影響について

無煙たばことは、製品を燃焼させることなく使用するたばこ製品であり、スヌースを含む嗅ぎたばこ、ガムたばこを含む噛みたばこなどの形態があります。無煙たばこには、30種類近くの発がん性物質やニコチン等の有害物質を含み、他のたばこ製品と同様に、使用者への健康影響(発がんリスク、ニコチン依存症等)が指摘されています。

静岡市のタバコ対策について

無料禁煙相談

禁煙を考えている方だけでなく、禁煙をすすめたいご家族の方も、是非、お気軽にご利用ください。

  • とき:おおむね毎月第1月曜日、午後2時~4時(一人30分程度)
  • ところ:城東保健福祉エリア 保健所棟1階(葵区城東町24番1号)
  • 申込み予約制(無料)
    電話で健康づくり推進課(TEL:221-1376)へどうぞ

勇気の一歩、踏み出してみませんか?

「禁煙は苦しい」と言われたのは昔の話で、今は薬を使って楽に禁煙出来ます。
薬局で市販されているニコチンガムやニコチンパッチを使えば、禁煙中のイライラが減り、1~2ヵ月でやめられる人が多いです。
また、医療機関では、保険適用で禁煙のための治療も受けられます。

喫煙防止教室

 

小・中学生、高校生がタバコに関する知識を学び、喫煙や受動喫煙による身体への悪影響についての理解を深めることで、喫煙の低年齢化を防止するとともに、「生涯無煙の意識づくり」をめざすことを目的に開催しています。

  • 令和4年度の実績
    小学校 41校
    中学校 30校
    高校 5校 合計76校

喫煙・受動喫煙防止普及啓発イベント

「世界禁煙デー」「禁煙週間」って?

  • WHO(世界保健機関)は、平成元年に5月31日「世界禁煙デー」と定め、厚生労働省においても世界禁煙デーから始まる一週間を「禁煙週間」として、喫煙しないことが一般的な生活習慣となることを目指してきました。平成30年7月に改正健康増進法が公布され、令和元年7月から学校・病院・児童福祉施設等と行政機関は敷地内禁煙となりました。また、令和2年4月1日からは全面施行によって、原則建物内は禁煙となりました。

世界禁煙デーキャンペーンを行いました!

(R5年5月31日静岡駅北口地下広場イベントスペース)

  • 「たばこの健康影響を知ろう!~望まない受動喫煙のない社会を目指して~」をテーマに、チラシと啓発物品を配布して、喫煙及び受動喫煙による健康被害を周知しました。(静岡県・協会けんぽ静岡支部、静岡県健康長寿財団の協力のもと実施)

静岡市タバコ対策サポート事業

「静岡市地域・職域連携タバコ対策促進事業(通称:静岡市タバコ対策サポート事業)」とは、タバコ対策に取り組もうとする地域団体や企業(事業所)等に、スモーカライザー(呼気中一酸化炭素濃度測定器)や肺チェッカー(肺年齢測定器)やタバコ関連掲示物等を無償で貸し付けたり、タバコの講話を行う講師を紹介するなど、地域や職域のタバコ対策を応援する事業です。
地域や職場での喫煙・受動喫煙防止の啓発のために、利用してみませんか。
(※対象は、市内の地域団体や事業所となります)

タバコ関連情報&関連リンク

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お問い合わせ

保健福祉長寿局健康福祉部健康づくり推進課保健指導係

葵区追手町5-1 静岡庁舎新館12階

電話番号:054-221-1376

ファックス番号:054-251-0035

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