清水が生んだ彩色木彫の名匠 「平野富山」常設展 印刷用ページ

最終更新日:
2021年3月31日
清水が生んだの名匠「平野富山」(ひらのふざん)。
平成元年に遺族より旧清水市に寄贈された平野富山作品(彩色木彫35点、塑造等約35点、書2点と収集品(富山コレクション)454点を、清水文化会館マリナート1階ギャラリー隣常設展示コーナーでご紹介しています。
年に数回展示替えを行い、テーマを設けて富山作品の魅力をお届けします!!

常設展示のご案内 -3/9に作品の展示替えを行いました♪-

常設展示コーナーでは、年に数回展示替えを行い、テーマを設けて富山作品の魅力をお届けしています。
(常設展示コーナーの写真撮影はご遠慮下さい。)


🗻現在の展示(令和3年3月~令和3年6月)🗻
 テーマ:能楽の世界
 
【出品リスト】
  作家名 作品名 制作年 技法・材質 所蔵
1 平野富山 羽衣 昭和10年  彩色木彫 静岡市
2 平野富山 三番叟 昭和15年 彩色木彫 静岡市
3 平野富山 翁舞 昭和49年 彩色木彫
静岡市
4 平野富山 羽衣舞 昭和58年 彩色木彫
静岡市
5 平野富山
(敬吉)
おもがえり
(第4回改組日展出品)
昭和47年 FRP
静岡市

 👀のぞきケース👀

【出品リスト】
  作品名 所蔵
6 能面 父尉 静岡市/平野富山コレクション
7 能面 平太 静岡市/平野富山コレクション
8 能面 小喝食
静岡市/平野富山コレクション
9 能面 小面 静岡市/平野富山コレクション
10 能面 小癋見 静岡市/平野富山コレクション
11 狂言面 黒式尉 静岡市/平野富山コレクション

🎨静岡市美術館学芸員さんに今回の見どころをインタビュー🎨

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今期の見どころは、清水の三保松原が舞台の能「羽衣」をテーマとした二つの作品です。
24歳の若き富山が手がけた《羽衣》 、その約50年後に生み出された富山晩年の代表作《羽衣舞》。
富山の師、人形師・池野哲仙の影響により修行時代から親しんだ能楽は、富山が好んで手がけたテーマでした。 
中でも、能「羽衣」は富山の出身地にゆかりのある演目であり、特に思い入れがあったことでしょう。
17歳で上京し、東京都荒川区に永住した富山ですが、昭和59年より始まった三保羽衣薪能を鑑賞するため
毎年のように帰省し楽しんだと、生前を知る関係者が語っています。
展示では、富山がコレクションした能面・狂言面も紹介します。富山が親しんだ能楽の世界をご堪能ください。

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皆さまもぜひ、お近くにお立ち寄りの際は、平野富山の世界を様々な角度から
堪能してみてください♪
展示替後の写真(1) 展示替後の写真(1)
展示替後の写真(2) 展示替後の写真(2)

平野富山について

平野富山_画像

 旧清水市江尻に生まれた平野富山(1911~89)は、日本近代彫刻の巨匠・平櫛田中(ひらくしでんちゅう)(1872~1979)から絶大な信頼をおかれ、田中作品の彩色も手掛けた彩色木彫家です。18歳で単身上京した富山は、人形師・池野哲仙(いけのてっせん)(1880~1936)に入門。木彫の彩色法を学びます。能や歌舞伎、神仏、歴史や神話、そして女性美と様々な主題に挑み、日本彫刻の伝統にある"彫刻と彩色の不即不離の関係"を追及した富山の作品は、まるで生けるが如く、見るものに迫ってきます。

平野富山 略年譜

明治44年(1歳)                  3月7日静岡県清水市に平野芳太郎(魚屋)・なおの三男として生まれる。
                  本名は富三(号は富世、銕国、敬吉、富山)。
昭和元年(16歳)                 清水市江尻尋常高等小学校卒業。静岡市の指物所に弟子入り。
昭和 3年(18歳)                 彫刻を志し単身上京。池野哲仙に師事し、彩色木彫を習う。
昭和10年(25歳)                東京・駒込林町に住む。
昭和12年(27歳)                横川まさと結婚。号銕国を敬吉に改める。
昭和16年(31歳)                齋藤素巖に師事する。構造社研究所に入り彫塑を習う。
昭和18年(33歳)                第6回新文展《想姿》初入選。
昭和21年(36歳)                東京都日暮里に転居。
昭和28年(43歳)                第9回日展《青年》入選。以後連続入選。
昭和31年(46歳)                第12回日展《若人》特選。
昭和33年(48歳)                平櫛田中作《鏡獅子》(国立劇場展観)の彩色を行う。
昭和34年(49歳)                第2回日展《裸婦》特選。
昭和35年(50歳)                第3回日展《女》委嘱出品。
昭和36年(51歳)                《現》太平洋美術展出品、文部大臣奨励賞受賞。
昭和37年(52歳)                新日展審査員となる。        
昭和38年(53歳)                新日展会員となる。
昭和41年(56歳)                彫刻研修のため、44、46年と三度欧州各国の美術館を見学。
昭和47年(62歳)                改組日展審査員を務める。京都・大丸ほか個展開催、以後多数。
昭和51年(66歳)                号敬吉を富山に改める。
昭和56年(71歳)                『平野富山木彫作品集』(講談社)刊行。改組日展審査員を務める。
昭和57年(72歳)                改組日展評議員となる。清水市文化会館にて「平野富山木彫展」開催。
昭和58年(73歳)                日本橋・高島屋にて個展開催。
昭和59年(74歳)                大阪・大丸にて「彩色木彫50年の歩み平野富山展」開催。
昭和60年(75歳)                駿府博物館にて「平野富山彩色木彫回顧展」開催。
平成元年(79歳)                 6月22日、肺癌にて死去。
平成 2年                           日本橋・高島屋にて遺作展開催。
  ※年齢は数え年

会場のご案内

清水文化会館マリナート 1階ギャラリー隣   
 〒424-0823 静岡市清水区島崎町214  電話054-353-8885   
 【開館時間】午前9時から午後10時まで
 【休館日】毎週月曜(休日の場合はその翌平日)、年末年始(12/28から1/4まで)
       ※その他、臨時に休館することがあります。

アクセス

【電車の場合】
 
◎JR清水駅 みなと口(東口)下車、徒歩約3分(清水駅自由通路直結)
  (JR東海道線 静岡駅-清水駅間・約11分)
 ◎静岡鉄道 新清水駅下車、徒歩約10分
    (静岡鉄道静岡清水線 新静岡駅-新清水駅間・約20分)
【お車の場合】
 
◎東名高速道路 清水ICより自動車で約10分
  ※現地には、一般来場者用駐車場はございません。隣接の清水駅東口駐車場、日の出パーキング等、
   周辺の有料駐車場をご利用ください。
  ※一般来場者駐輪場はございません。隣接する清水駅東口駐輪場(有料)をご利用ください。

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観光交流文化局 文化振興課 振興係

所在地:静岡庁舎新館16階

電話:054-221-1040

ファクス:054-221-1407

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