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更新日:2024年2月15日

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感染した際の薬は準備されていますか?

~寄せられた声(メール本文)~

医療的ケア児等支援協議会のホームページの開設ありがとうございました。大変嬉しいです。
先生方、関係者が集まって、現実的にコロナ感染に対処するために、今後の対策を考え、実行していく手立てを模索してくださっている事を知り、大変心強いです。
先生方のメッセージから、具体的な生活の仕方や、この特別な時期の過ごし方の知恵をいただき、勇気と励ましをいただきました。何より重度心身障害児者の事を考えて下さる先生方の応援メッセージ、心に響きます。
また、静岡市医療的ケア児等支援協議会を通して、速乾性手指消毒剤を配布していただき、ありがとうございました。大変助かります。
質問ですが、万が一感染した際の薬について、難しい判断を要するとは思いますが、具体的な準備はされていますでしょうか。可能なのでしょうか。幸い、PCR検査については、静岡市は現実的に行える環境を整えているとニュースで聞いています。

市からの回答:希望する

山内委員(2020年5月21日回答)

現在、日本で新型コロナウイルスの治療薬として承認されてる薬はレムデシビルだけです。この薬は国が管理して、重症者に提供されています。当然ですが、いくつかの条件がありますが静岡県でも使用することはできます。その他のニュースなどで話題となっている薬は、承認されていないので臨床試験として使用することになります。各医療機関がこの臨床試験に参加するというかたちで薬が使用できるように手続きを進めています。
質問の回答としては、静岡県でも新型コロナウイルスの治療薬を使用することはできます。ただ、軽症者や無症状の感染者の方まで治療薬を使用するほどの在庫はありません。しかも、これらの治療薬に本当に効果があるかは確認されていません。もしかしたら、効果がないだけでなく、副作用があるかもしれません。数年後には、もしかしたら今ある治療薬はどれも効果がなく、別の治療薬、もしくは薬を使わないほうがよい、という結論になるかもしれません。
限られた情報の中で、各医療機関が、皆さんにとって最善の治療とは何かを考えて、治療薬を使う、もしくは使わないという選択をします。

塩田委員(2020年5月19日回答)

各病院で、コロナウイルスに対して有効と考えらえるお薬の調達準備を実際にしています。どのお薬をどう使うかについては、患者さんの病状を判断した上で、ご家族とも相談しながら治療⽅法を決定していくことになります。

天野委員(2020年5月20日回答)

在宅医ですのでご質問へ直接のお答えはできません。
ただ万が⼀、当院が訪問診療に伺っている患者に感染が疑われる場合、当院が臨時往診に伺い検体を採取することはできます。それが出来るように防護のための機材(フェイスシールド、ガウン等)は準備しています。わざわざ医療機関に⾏っていただく必要はありません。当院が訪問診療に伺っている患者に限るのですが、こういう対応ができることを知っていただくと、多少は安⼼につながるかもと思い書かせていただきました。

<障害福祉企画課より>
医療機関によって対応が異なる場合があります。まずはかかりつけ医にご相談ください。

淺野委員(2020年5月22日回答)

全国の重症児医療関係者に問い合わせてみましたが、ご回答いただいた範囲では新型コロナに感染した医療ケア児・重症児の治療を経験された先生は現時点ではいらっしゃいませんでした。小児が感染した場合、軽症であることが報告されていますが、医ケア児・重症児が罹患した場合どのような予後であるかはまだ分かっていないというのが現状です。そのような現状の中、各医療機関の先生方は治療薬がいざというときに使用できるよう検討をしており、各機関でもその準備はしております。しかし山内先生がお答えになっているように、薬にはいい面ばかりでなく副作用もあり、新型コロナに関してはどの薬が有効かさえ現時点ではわかっていません。投与することでかえって原疾患の病状(てんかん、呼吸障害、腎障害など)が悪化してしまう場合もあると思いますので、今後も全国の重症児医療に携わっている先生方に情報をお聞きしながら、医ケア児・重症児にとってのより良い治療につながるよう、静岡市内で治療にあたってくださる先生方にお伝えさせていただきたいと思っています。

お問い合わせ

保健福祉長寿局健康福祉部障害福祉企画課地域生活支援係

葵区追手町5-1 静岡庁舎新館15階

電話番号:054-221-1198

ファックス番号:054-221-1494

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