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更新日:2025年2月12日
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麻しん(はしか)にかかったかもしれないとき(麻しんに関する情報)
麻しんについて
- 麻しんについて
(1)症状等
潜伏期は通常10~12日間(最大21日間)であり、38℃程度の発熱や咳、鼻汁といった風邪のような症状が2~4日続き、その後39℃以上の高熱と共に発疹が出現します。
(2)感染経路
空気(飛沫核)感染のほか、飛沫や接触感染など様々な経路があります。感染力はきわめて強く、麻しんの免疫がない集団に1人の発症者がいたとすると、12~14人の人が感染するとされています(インフルエンザでは1~2人)。 - 患者と接触した可能性がある方へ
麻しん患者と接触した場合は、接触後最大21日間、体調に注意してください。
発熱、発疹等の症状から「麻しん」が疑われる場合は、必ずマスクを着用し、事前に医療機関に「患者と接触した可能性があること」を連絡の上、速やかに受診してください。
受診の際は、周囲の方へ感染を拡げないよう、公共交通機関等の利用を避けてください。
麻しん(はしか)にかかったかもしれないとき
これまでに麻しんにかかったことがなく、予防接種を受けたことがない、または予防接種してから5年以上経っている方で、下記のいずれかに該当する方は、いきなり医療機関に受診せず、事前に電話等で受診の仕方を確認してから受診して下さい。これは、待合室などで他の人にうつさないために必要なことです。麻しんでないことがわかるまでは、外出を控えてください。
- 37.5℃以上の発熱で、熱が出る前の10~14日程度前に、麻しんにかかった人と接触があった、または医療機関の受診や人ごみに出かけたことがある。
- 37.5℃以上の熱が出て発疹(ぶつぶつ)が出てきた。
麻しんにかかっても、予防接種を受けた人は軽く済んでしまい、かぜと間違われることが少なくありませんが、症状が軽くても他の人には感染させます。発熱している人は、元気でもできる限り外出を避けるようにして下さい。
なお、麻しんにかかったことがある人は、心配ありません。
参考:麻しんの経過(免疫がない人がかかった場合の典型的な経過です。)
- 潜伏期
患者と接触してから、発症するまでの期間は、10~14日くらいです。 - カタル期
高熱、目の充血、目やにや咳、鼻水などで発症します。この時期には、口の中にコプリック斑という白い点がでるので、診断できます。2~3日続きます。 - 発疹期
熱が少し下がりかけた後に、カタル期のさらにひどくなります。首や顔から発疹(赤いぶつぶつ)が出て、腕、体、足へと全身に広がっていきます。 - 回復期
熱も下がっていき、発疹もうすくなり、回復します。発症から治るまで、7~9日ほどです。