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更新日:2025年12月4日
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しずおか葵プレミアムAWARD2019
2019しずおか葵プレミアムAWARD認証品
食品部門
グランプリ やきとり缶詰/株式会社ホテイフーズコーポレーション
静岡で生まれ、全国的にも人気のやきとり缶詰。
誕生から50周年を迎えたやきとり缶詰。缶に描かれた「ヤキヤキ親父」のイラストと「やきとりな〜ら、ホテイ」というCMになじみのある方も多いのでは?炭火焼の香ばしいやきとりを手軽に食べられるとあって、ビールのお供に、ご飯のおかずにと、多くの人に親しまれてきました。缶詰業界が輸出から国内向けに転換した昭和40年代、ホテイフーズでは原料の安定供給が可能な鶏肉に注目。「やきとり」缶詰の開発をスタートしました。国産鶏肉を本物の炭火で焼き上げたやきとりの缶詰は、瞬く間に大ヒット。定番のたれ、塩に始まり、現在は6種の味を展開しています。

選ばれた理由
- 美味しい
- 有名
- 馴染み・親しみがある
2019年度市民投票食品部門で見事1位を獲得。美味しさもデザインもCMのフレーズも静岡市民の定番です。
特撰まぐろ綿実油漬/株式会社由比缶詰所
熟成に約半年をかけ完成する、由比の人々に愛されるまぐろ缶詰。
旬の夏びん長まぐろを良質な油と合わせ、半年間熟成させて作られるツナ缶詰は、地元生まれの特別感のある美味しい缶詰として親しまれてきました。毎日の食卓に、また、手土産やお中元・お歳暮などの贈答品としても好まれています。日本のツナ缶詰は昭和初期に静岡県で誕生、清水港を中心に輸出産業として発展しました。その後、為替変動の影響で輸出が激減し、缶詰業界は国内向けに転換。由比缶詰所では大手のOEM製造が中心に。そんななか昭和50年代に「社員自身が胸を張れる、以前のような美味しい商品を」と最初は社員向け商品として、ツナ缶詰誕生当時のレシピをもとに「綿実油漬」を復刻。原料・製法に一切妥協のない味が全国にファンを増やしています。

選ばれた理由
- 美味しい
- いつも食べている
- 静岡らしい商品
おいしさへの評価が高いこだわりのツナ缶詰。贈ったりもらったり地元の人々に愛されてきた味です。
8の字/カクゼン桑名屋
素朴でやさしく懐かしい、今も昔も愛される静岡生まれの焼き菓子。
その名の通り「8」の字の形が特徴の静岡生まれの焼菓子。原料は小麦粉・砂糖・卵というシンプルなもの。香ばしく軽い口当たりの素朴な味わいに、昔から食べているというファンも少なくありません。家庭でのおやつや手土産として、また、末広がりの縁起のよさを連想することから、贈り物としても親しまれています。「8の字」の前身となったのは、昭和初期に静岡市周辺で作られていた「めがね」という焼菓子。小麦粉と砂糖から作られる素朴なお菓子でした。戦後、桑名屋が「めがね」の製造を正式に継承、原料に卵を加えるようになります。昭和40年には商品名を「8の字」に変更。量り売りから袋入での販売に変わるなか、焼き上がりの堅さなどが改良され、現在まで愛されるお菓子として続いてきました。

選ばれた理由
- 美味しい
- 昔から食べている
- 懐かしい
8の字(はちのじ)クッキーの愛称で多くの市民に親しまれてきた結果が認証されました。今も昔も変わらないシンプルな味です。
延命酢/有限会社近藤酢店
万能調味酢や飲酒酢として、根強い人気を持つ静岡産のお酢。
静岡県産みかんを使った果実酢「延命酢」は、ツンとしないまろやかな風味が特徴。味が調えられているので、調味料として使いやすく、野菜などにそのままかけるだけでも美味しい、水で割って飲んでも美味しいと、静岡市を中心に親しまれてきました。延命酢が生まれたのは40年ほど前。廃棄されることの多い摘果みかんを生かしたい、という想いから誕生しました。静岡県産みかんを原料に、昔ながらの製法で醸造されています。みかんの風味が生きた、やさしい味わいのお酢は、健康志向や地産地消志向の後押しもあり、地元の美味しいお酢として愛されるようになりました。

選ばれた理由
- 美味しい
- 健康に良い
- いつも使っている
万能調味料の定番として常備しているという隠れファン市民の多い商品。静岡のこだわり酢店が作るみかんのお酢です。
プロダクト部門
グランプリ 横断バッグ/株式会社宮原商店
静岡で小学生だった人なら、誰でも知っている思い出のバッグ。
黄色の生地に横断歩道のマークと横断中の文字。自分が使っていた、お子さんが使っているという方も多いのでは?県内各地で採用され、静岡オリジナルの商品としても知られています。横断バッグの誕生は昭和38年。交通量が増加し、子どもの事故が増えた時代。事故防止のために横断歩道の脇に黄色い横断旗が置かれたものの、登下校の子どもの数には足りません。そこで宮原商店初代社長が考えたのが、横断旗のデザインでバッグを作り、みんなが持てるようにすることでした。バッグの誕生から半世紀余り、使い手の要望を採り入れて、サイズや色などバリエーションも豊富に展開しています。
選ばれた理由
- 静岡らしい商品
- 自分や家族が使っていた
- 安全・身を守ってくれる
2019年度市民投票でプロダクト部門第1位を獲得した商品です。そのコンセプトとデザインは、多くの市民の共感を得ています。
駿河凧/駿河凧凧八
今川義元公家臣の戦勝祝いが起源とされる色鮮やかな凧。
戦国時代に今川義元公の家臣が戦勝祝いに揚げたのが起こりとして伝えられる「駿河凧」。静岡県中部に伝わる凧で、エラを張ったような独特な形状から「駿河のイカ凧」とも呼ばれていまし た。元来は玩具ですが、凧揚げの機会が減少した現在では、土産物や縁起物、また子どもの成長を願うお祝いの品として親しまれています。現在、駿河凧を製作しているのは凧八ただ一軒。五代目の後藤光さんが継承しています。ひと組ずつバランスをみて削られた竹ヒゴは、高く揚がるために作られたもの。縦に三つの糸目をつけた駿河凧は揺れながら上昇します。空によく映えるよう、染料で彩色された鮮やかな凧絵も特徴のひとつです。伝統的な「武者絵」「歌舞伎絵」「童子絵」のほか、三代目の絵馬から復刻した干支凧も人気があります。

選ばれた理由
- 伝統工芸・民芸品
- 静岡らしい商品
- 伝統・歴史・文化のあるものを残したい
静岡の伝統工芸品や歴史・文化を残していってほしいという思いから選ばれた商品です。