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更新日:2024年2月1日
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柴揚げ漁
静岡市街地の北部には、浅畑沼という広大な湿地がありました。浅畑沼は瀬名の稲作地帯の灌漑用水地として、また巴川や長尾川の水源地として、豊かな水環境を育んできました。この沼は干拓されましたが、治水対策事業によって現在は麻機遊水地となっています。
現在、麻機遊水地では、浅畑沼で盛んだった柴揚げ漁が復活しています。前年の9月に、魚の通り道に柴を伏せ、寒い冬季に魚が潜り込むすみかを作ります。まず、沼の底をジョレンで1メートル50センチほどの深さに掘り下げ、クリ・コナラ・シイなどの広葉樹の枝を葉付きのまま入れて、水面まで積み重ねます。年が明けた寒中に、すみかをスダレで囲んで魚の逃げ道をふさぎ、柴をすべて取り除きます。この中を大きなタモですくうと、フナ、コイ、モロッコ、テナガエビ、ドジョウなどいろいろな魚が捕れます。昔はお客も呼んで沼の周辺に席をもうけ、家族や親戚一同で捕れた魚を料理して一日遊んだといいます。
- 実施日
1月第3日曜日 - 会場
麻機遊水地(葵区)