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更新日:2024年3月29日

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国指定史跡 小島陣屋跡

<お知らせ>
台風15号の影響により、史跡東側の急傾斜地の一部が崩落しているため、見学の際はご注意ください。

 

小島陣屋跡をご覧になる際にはこちらのマップをご活用ください!

史跡小島陣屋跡 見どころマップ(PDF:1,303KB)

一万石大名が築いた城郭風の陣屋

宝永元年(1704)、松平信治が駿河国庵原郡小島に陣屋を構えたことが小島藩の始まりです。
小島藩は、明治元年(1868)に上総国(現在の千葉県)に転封になるまでの164年間、安倍・有度・庵原の三十カ村を支配する一万石の譜代大名として、この場所で藩政を展開しました。

小島陣屋跡(上空から撮影)

小島陣屋跡(上空から撮影)

小島藩は城を持つことができない一万石の小藩でしたが、その居所である陣屋は西側から南側にかけて石垣を多用した3段の曲輪を形成しており、大手口は高さ4mに達する石垣が見られるなど、小城郭風を思わせる造りとなっています。

3段の曲郭

3段の曲郭

大手石垣

大手石垣

このように、城郭を思わせる石垣が良好に残るなど江戸時代中期における大名陣屋の在り方と構造を知る上で貴重であることが評価され、平成18年7月28日に国指定史跡に指定されました。

小島藩御殿建物(静岡市指定文化財)

明治元年(1868)、小島藩が千葉県に転封された後、小島陣屋跡は静岡藩が管轄し、明治7年には小島陣屋跡敷地内に小学校が設けられました。陣屋にあった御殿は校舎の一部として利用されてきましたが、昭和3年に小学校の移転に伴い、建物のほとんどが取り壊されました。
しかし、御殿の一部・書院は国道沿いの別の場所に移築され、地元の公会堂として使用されてきました。
陣屋の御殿建物が現存する例は全国的にも少なく、貴重な存在であるとして平成13年1月10日に市指定文化財に登録されました。
御殿書院は、史跡小島陣屋跡整備事業の一環として、令和4年度から6年度にかけて、解体をして小島陣屋跡内に移築復原します。

小島藩御殿建物(解体前)

小島藩御殿建物(解体前)

小島藩御殿建物 床の間

小島藩御殿建物 床の間

史跡小島陣屋跡を整備しています!

静岡市では令和4年度より史跡小島陣屋跡の整備工事を実施しています。
見学は可能ですが、安全対策のため、一部立ち入りを制限しています。
皆様の御理解と御協力をお願い致します。

工事期間:令和4年4月~

整備工事の詳細はこちらをご覧ください

情報提供のお願い

小島陣屋跡の絵図面・古文書等に関する情報を集めています。情報をお持ちのかたは文化財課埋蔵文化財係または埋蔵文化財センターまでご連絡ください。

静岡市観光交流文化局文化財課
埋蔵文化財係 TEL 054-221-1069
静岡市埋蔵文化財センター TEL 054-367-9436

アクセス方法

小島陣屋跡 案内図

小島陣屋跡 案内図

交通のご案内

【バス】
JR興津駅「三保山の手」線「小島南」で下車し、徒歩7分

【車】
国道1号静清バイパス興津インターチェンジから国道52号を北に約3.7km、小島南交差点を左折

小島陣屋跡の石垣等自由に見学できますが、史跡指定地外は私有地ですので注意してください。
御殿書院は、令和4年度から令和6年度にかけて、小島陣屋跡へ移築復原予定のため、しばらくの間見学できません。

小島陣屋跡整備基本計画

静岡市では、整備により史跡小島陣屋跡の価値を高め、多くの人が小島藩と小島陣屋の価値を交流しながら学び、史跡を後世に継承していくため、史跡の現状を把握して、今後の整備事業の方向性と、整備の具体的な手法、実現の工程を示す整備基本計画を策定しました。

史跡小島陣屋跡整備基本計画(構想部門)

平成28年度は整備の方向性を示した『史跡小島陣屋跡整備基本計画(構想部門)』を策定しました。

史跡小島陣屋跡整備基本計画

平成29年度には、史跡の活用計画や整備計画を示した『史跡小島陣屋跡整備基本計画』を策定しました。

お問い合わせ

観光交流文化局文化財課埋蔵文化財係

葵区追手町5-1 静岡庁舎新館16階

電話番号:054-221-1069

ファックス番号:054-221-1451

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