マダニに咬まれないよう注意しましょう 印刷用ページ

最終更新日:
2021年6月1日
 ダニ媒介感染症とは、病原体を保有するダニに咬まれることによって起こる感染症の総称です。
 ダニは特に、野生動物が生息する自然環境豊かな場所に生息しており、野外作業や農作業、レジャー等でこれらダニの生息場所に立ち入ると、ダニに咬まれることがあります。このダニがウイルスや細菌などを保有していた場合、病気を発症することがあります。

主なダニ媒介感染症

日本でダニに咬まれて感染する病気として、次のようなものが知られています。

・日本紅斑熱
 日本紅斑熱は、細菌の一種であるリケッチアによる感染症です。潜伏期間は2~8日で、頭痛、発熱、倦怠感を伴って紅色の発疹が手足に多数出現し、速やかに全身に広がります。発疹は体幹部より四肢に多い傾向があります。

・つつが虫病
 つつが虫病は、リケッチアを保有するツツガムシ(ダニの一種)に刺されることにより感染します。潜伏期間は5~14日間で、39℃以上の高熱を伴って発症し、体幹部を中心に全身に広がる発疹が現れます。この発疹は、かゆみや痛みがないことが特徴です。ダニに刺された場所に特徴的な「刺し口」が見られます。

・ダニ媒介脳炎
 ダニ媒介脳炎は、マダニが媒介するウイルスによる感染症です。潜伏期間は7~14日間で、発熱、頭痛、筋肉痛などのインフルエンザ様症状が数日続きます。その後、けいれん、めまい、知覚異常などの中枢神経症状がでることがあります。回復後も、神経的な後遺症が残ることもあります。

・重症熱性血小板減少症候群(SFTS)
 2011年に新たなウイルス感染症として報告され、マダニが媒介するウイルスによる感染症です。潜伏期間は6~14日間で、発熱、消化器症状(食欲低下、嘔吐、下痢、腹痛)、倦怠感などが現れ、重症の場合は死に至ることもあります。
 詳しくは厚生労働省のホームページへ
 
 いずれの感染症も、家庭に生息するダニからは感染せず、主に山や森に生息する「マダニ」が病原体を保有していた場合に感染します。早期発見、早期治療が重要になりますので、マダニに咬まれた後は、数週間程度は体調の変化に気を付けて、発熱などの症状が見られた場合には速やかに医療機関を受診しましょう。
なお、人から人への感染はしません。

 

マダニ対策について

・マダニ咬まれないようにすることが重要です。特にマダニの活動が盛んな、春から秋にかけて注意が必要です。
 草むらや藪などのマダニが多く生息する場所に入る場合は、長袖、長ズボン、足を完全に覆う靴を着用し、肌の露出を少なくしてください。
 マダニは、沢に沿った斜面や森林の笹原、あるいは牧草地などに生息し、家の中や人の管理の行き届いた場所には、ほとんど生息しません。 

・虫よけスプレーはマダニに効果があると記載されている製品もあり、補助的な効果があると言われています。用法容量を守って使用しましょう。使用状況によっては効果が弱まることがあります。

・屋外活動後は、マダニに刺されていないか確認してください。特に、肌が露出していた場所、わきの下、足の付け根、ひざの裏、頭部((髪の毛の中)などがポイントです。

マダニに咬まれた場合

 マダニの多くは人や動物に取り付くと、長時間吸血しますが、咬まれたことに気がつかない場合も多くあります。もし、マダニ類に咬まれていることに気づいた場合は、無理に引き抜こうとせず医療機関(皮膚科)で処置(マダニの処置、洗浄など)をしてもらってください。
 また、マダニに咬まれた後、数週間程度は体調の変化に注意をし、発熱等の症状が認められた場合は医療機関を受診し、いつどこで咬まれた可能性があるか、申告してください。

 なお、すべてのマダニが病原体を持つわけではありません。そのため、咬まれたからと言って必ず感染症になるわけではありません。

 

「ダニ」にご注意ください(厚生労働省)啓発画像

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