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更新日:2025年4月1日
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Shizuoka Local 2030 Hub Student Meeting 2024
アジア唯一の「SDGsローカルハブ都市」である静岡市が
令和6年8月2日(金曜日)11時00分~12時00分 @Zoomにて
高校生向けの国際交流イベントを開催しました!
概要
静岡市・台北市(台湾)・フエ市(ベトナム)・ホバート市(オーストラリア)の高校生総勢50名がZoomにて交流しました。話し合いテーマは、「高校生が身近に見つけたSDGs」。それぞれの都市で行われている取組や自身の学校で取り組んでいる内容を海外の高校生に向けて、英語で発信しました。
目的
- SDGsローカルハブ都市である静岡市が中心となり、他都市に対するSDGsの情報発信、行動に向けた機運を醸成する。
- 海外都市との関係構築および市内若者の海外に対する意識向上(英語を目的ではなく、手段として活用する)を図る。
日時
- 静岡市 令和6年8月2日(金曜日)11時00分~12時00分
- 台北市 令和6年8月2日(金曜日)10時00分~11時00分
- フエ市 令和6年8月2日(金曜日)9時00分~10時00分
- ホバート市 令和6年8月2日(金曜日)12時00分~13時00分
参加校
【静岡市】
- 静岡市立高等学校
- 静岡城北高等学校
- 静岡サレジオ高等学校
【台北市】
- 臺北市立士林高級商業職業學校
- 臺北市立松山高級工農職業學校
- 臺北市立復興高級中學
- 臺北市立萬芳高級中學
【フエ市】
- Quoc Hoc Hue High School for the Gifted
【ホバート市】
- Dominic College
当日の流れ
- オープニング・各都市紹介(15分)
各都市の代表生徒1名ずつが、自分の住む都市を紹介。
- ブレイクアウトルーム(40分)
各都市の生徒が8グループに分かれ、身近に見つけたSDGsの取組と、その背景にある都市課題について共有。
- エンディング・記念撮影(5分)
【ブレイクアウトルームの様子】
発表事例
【静岡市:三保松原の保全活動】
観光地である三保松原では、多くのゴミが捨てられ、野生生物に害を及ぼしたり、景観が損なわれたりしています。そこで、ボランティアによって、毎週土曜日10時00分~11時30分に清掃活動が行われています。
【台北市:環境に優しい交通機関】
電気バス・Ubike(レンタルサイクル)・MRT(都市高速鉄道)といった交通機関が発達しており、二酸化炭素排出量削減への取組が進んでいます。自動車の利用を控えることで、排気ガスによる大気汚染を防ぐことが可能です。
【フエ市:観光地における給水ステーションの設置】
観光客による使い捨てペットボトルの問題に対して、無料の給水ステーションを設置することで対策しています。水筒を持参したり、蛇口から直接水を飲んだりすることで、ペットボトルの利用を減らしています。
【ホバート市:貧困層に食料・情報を提供する移動サービス】
ホームレスといった貧困層に対し、食事や飲み物、話し相手の提供を行う移動サービスがあります。運営は非営利団体が行っており、提供物は寄付で成り立っています。Dominic Collegeでは、寄付用の食事を調理する授業もあるそうです。
どの都市でも話題に上がっていた共通課題は、「自然保護」「ペットボトルの廃棄問題」「食品ロスの削減と生活困窮者への支援」でした。また、「学業」「ジェンダー」といった10代の高校生の関心が高いであろう話題を話す生徒もいました。
それぞれ事前準備してきた発表内容を堂々と話し、同年代が紹介する取組に対して真剣に聞いている姿が印象的でした。そして、イベント開始時には、他都市の高校生とうまく交流できるか少し不安げだった生徒たちが、終了時に明るい笑顔を見せていました。本イベントを通し、若い世代のSDGsへの関心・行動促進につながることを期待します。