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更新日:2024年2月1日
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有東木の神楽
有東木では、盆踊のほかに、神楽も伝承しています。有東木の神楽は、梅ヶ島の舞と同じく舞筋を角にとる安倍・井川型の神楽で(コラム「神楽の分布」参照)、毎年二度、白髭神社の春秋の祭礼で奉納されます。起源は明らかではありませんが、文献資料によれば、幕末にはすでに有東木で神楽が行われていたようです。明治以降は、大河内地区と梅ヶ島地区の祭祀に携わる神職の指導を受けて、現在の形に整えられました。
現在伝承している舞は、「松竹梅の舞」「三方の舞」「侍の舞」「恵比寿の舞」「火の舞」など16演目です。
みどころ
有東木の祭りは神楽のみで構成され、梅ヶ島新田のような様々な余興はありません。
春と秋の年二回行われる祭りは、いずれも昼頃からはじまります。「神迎えの舞」から順に舞を奉納していき、辺りがすっかり暗くなった午後6時ころ、「火の舞」の奉納でクライマックスを迎えます。照明はすべて消され、石灯籠の灯りと舞人が手にする採り物の炎のみが舞台を照らします。笛と太鼓の神楽囃子に合わせて観客から掛け声がかかり、会場が一体となって雰囲気を盛り上げるのです。
静岡市指定無形民俗文化財
- 指定年月日
平成15年2月21日 - 保存団体
有東木芸能保存会 - 実施日
4月上旬、10月第2土曜日 - 会場
白髭神社(葵区有東木) - アクセス
JR静岡駅からバス安倍線・有東木下車または市街地から車で約1時間