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更新日:2024年2月1日
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大谷のドンドヤキ
駿河湾に面した大谷では、東大谷と西大谷の町内会がそれぞれ前の浜でドンドヤキをします。ドンドヤキは、太い竹の支柱におびただしい数の紙垂を竹の輪につけて飾ります。この準備は前年の12月半ばから町内会の各組織が分担して行います。
新年を迎え、各家が注連飾りをはずした7日に近い日曜日が、いよいよドンドヤキ当日です。町内会役員や当番が朝暗いうちから集まって浜に行き、部品を組み立てて柱を立てます。先端から御幣、扇子、ハナボロ、ダルマをつけ、そこに上から小・中・大の順に竹の輪をつけます。竹の輪には上から青・黄・赤に色分けした紙垂がつけられ、遠目にも大きく立派に見えます。最後に、各家が持ち寄った注連飾りを柱の根元に置きます。午前8時、お飾りに点火すると、炎に包まれた紙垂が舞い上がり、海に映えてとても幻想的です。
各家では竹の棒に餅を刺し、その先にダイダイをつけてドンドヤキの火で焼きます。焼き餅を食べて無病息災を願い、黒こげのダイダイを家の門先にさして魔除けにします。
- 実施日
1月7日近くの休日 - 会場
大谷海岸(駿河区)