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更新日:2024年2月1日
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吉原のオンベヤキ
七日正月が過ぎると、各家では飾っていた注連飾りをさげます。小正月には、この注連飾りを清浄な火で焼いて正月の神様を送る行事が各地で見られます。
庵原地区の吉原ではオンベヤキといって、1月14日に火祭りをします。オンベ(御幣)は竹の柱に、シンバタとハナガサ(花傘)をつけて作ります。シンバタには小ダルマとサルネンネコ(猿のぬいぐるみ)を下げ、花傘にはたくさんの紙花と小ダルマ、サルネンネコを飾り、シンバタと花傘の間には書き初めの習字紙をつけます。このオンベを公園の広場に立て、オンベの根元には各家が持ち寄った注連飾りや古いお札、ダルマを置きます。
暗くなるのを待って、年男たちが火をつけます。ある程度火が回ると、オンベを東の方向に倒し、シンバタや花傘についているダルマとサルネンネコを奪い合います。これを持ち帰り、家に飾って一年間の厄除けにします。また、無病息災を願ってオンベヤキの火で焼いた餅を家族で分け合って食べてます。
- 実施日
1月14日 - 会場
池田山公園(清水区吉原)