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更新日:2024年2月1日
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蛇塚・中塚のチャヒマチ
正月から春
清沢地区の蛇塚、中塚の人達の間に伝わるチャヒマチ(茶日待)は、茶農家にとっては待望の八十八夜(毎年5月2日頃)のまつりごとです。
この夜、地区の男衆は氏神の子の神社に集まり、お神酒とともに早場の家から持ち寄った新茶を神前に供えてその年の無事な茶の成育と収穫を祈願します。地元の人達は、これを茶日待と称して長くこの行事を続けてきました。
簡単な神事とはいえ、直会(なおらい)のかたちで試飲される鮮やかな深緑の新茶に、茶づくりに精魂込める人達の思いが託されているのです。この茶日待は周智郡、榛原郡などにもみられますが、全国的にはさすが茶の本場、静岡県のみに伝わる特色ある茶の民俗となっています。
- 実施日
八十八夜(5月2日頃) - 会場
子之神社(葵区黒俣)