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更新日:2024年2月1日
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久能尾のナガシダイ
夏は、疫病がはやりやすい季節です。病気にかからないように、津島さん(津島天王)をおまつりして災厄を川に流す行事が各地で行われています。
清沢地区の久能尾には、ナガシダイ(流し松明)、あるいはフネナガシ(船流し)という祭りがあります。毎年7月22日の夕方、集落の中を流れる氷川の尾沢渡に板で作った小型の船を浮かべ、これに各家で持ち寄った灯明を立て、供え物のキュウリをのせます。代表の人が祝詞をあげ、参列者で参拝してから、お神酒とあがったキュウリで直会をします。この後、小船をつなぎ止めていた紐を解いて、灯明といっしょに川に流します。
ナガシダイが終わると、集落にある盤龍寺でお地蔵さんの祭りが始まります。住職の読経のあと、子供達に団子が振る舞われます。翌23日の日中には大般若経転読の祈祷が行われます。このように久能尾の津島さんは、地蔵盆と組み合わせた行事になっています。
- 実施日
7月22日 - 会場
葵区久能尾の尾沢渡(氷川河原)