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更新日:2024年2月1日
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坂ノ上のタイマツ
お盆は、先祖の霊を迎えてまつり、送る行事です。お盆には火を焚くことが多く、各家や村ごとにいろいろなやり方があります。
藁科川上流部にある坂ノ上では、8月13日に川辺に大きな松明を立てて川施餓鬼をします。祭りの一週間前、松明当番がハチコとよぶ竹を束ねて、直径60センチ、長さ約8メートルと約6メートルの大小2本の松明を作ります。芯にはモウソウチクを入れ、燃えている最中に崩れないよう番線でしっかり締め、川辺に立てます。
8月13日夕方、地域の人たちが七夕飾りを松明の根元に置くと、河川敷の広場で僧侶による川施餓鬼供養が行われます。点火用の竹竿で松明に火をつけ、七夕飾りと施餓鬼棚もともに燃やします。松明に火がつくのを見てから、各家では手作りの灯籠を持って墓参りに行き灯明をともします。夕闇の中、山の斜面の墓地の灯明は幽玄的な世界を幻出します。
- 実施日
8月13日 - 会場
葵区坂ノ上 藁科川坂ノ上橋下の河原