印刷
ページID:13186
更新日:2024年2月1日
ここから本文です。
十五夜のヘソ餅
秋から冬
旧暦8月の十五夜、あるいは旧暦9月の十三夜にお月見をして、団子や芋、ススキを供えるという風習は全国に見られます。市内の月見行事は、ヘソモチが供えられるところに特徴があります。ヘソモチとは、米の粉団子をひらたく丸め、その中央をへこませたもので、静岡県中部特有の供え物です。かつては、このヘソモチを、12から13個、新藁の束の上にのせて供えるという地域もありました。
また、月見の日に子供達が各戸をまわり、縁側に供えた物をもらい歩くという風習も広くみられます。この日ばかりは、子供に供物を持っていってもらった方が縁起が良いなどといい、大人達も黙認するものでした。安倍川、藁科川流域では、今もこの行事を伝える地域があり、月見の晩は子供達のにぎやかな声が響きます。
- 実施日
旧暦8月15日(旧暦9月13日) - 会場
葵区日向ほか